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日本錬水、タイで液糖精製装置を受注

Global News Asia / 2014年9月5日 20時13分

東京都千代田区のパレスサイドビル5階に日本錬水の本社がある。

 2014年9月3日、日本錬水は、タイの砂糖製造販売大手であるカセート・タイ・インターナショナル・シュガー株式会社(以下、カセタイ社)の世界最大を誇る製糖工場向けに、イオン交換樹脂を用いた液糖精製装置を受注した、と発表した。

 今回の受注は、シンガポールの日本錬水子会社であるMRCレンスイ・アジアが契約締結したもので、東南アジアを拠点とした営業活動および国内実績に基づく技術と長年の豊富なノウハウがある点が高く評価された。

 日本錬水グループによるタイの液糖精製工場への受注は今回が初めて。 カセタイ社はタイにおける砂糖製造販売の大手企業であり、2013年より住友商事と日新製糖が資本参加し、東南アジアにおける事業規模を拡大している。

 液糖精製装置は、カセタイ社のタイ北部ナコンサワン県にある単一工場として世界最大規模の生産能力を誇る製糖工場に増設される液糖精製工場に採用。装置の稼動は2015年中旬を予定。

 日本錬水は、イオン交換樹脂・イオン交換膜その他のイオン交換体の販売及び加工並びに医薬品、吸着剤その他の各種化学工業薬品の販売及び製造などの事業を行なっており、2010年に三菱レイヨンの100%子会社となった。
【編集 : YK】

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