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【コラム】実食、キムチと搾菜の違い

Global News Asia / 2023年12月22日 9時0分

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 最初にお断りしておくが、筆者のキムチの基準味は、隣町で作っている日本人好み味(白菜など隣町の地場産)である。搾菜も、正直スーパーで売っている梅味以外はほぼ食べたことはない。

 偶然にも中国で作られた搾菜が売っていたもので、キムチの起源ともいわれるのならば味見してどこがどう違うか食レポしなければと思った次第。

 「烏江干〇大根 ピリ辛△」。一口目。油油している、これは漬物か? と感じた。大根がとても柔らかくて、日本の沢庵にするような干し方ではないと思った。歯ごたえが全くないのだ。原材料は多く入っているものから順に書かれるお約束がある。大根の次が植物油脂、その次が唐辛子。食塩・砂糖・しょうゆ(日本のしょうゆとは根本から違う)も入っているらしいが、まったく味のポイントになっていないのだ。油でドロドロでとにかく辛い。一口ではわからないので、二口は食べてみたが、三口目は勘弁してください、もう許してくださいというような日本人向け搾菜とは似て非なるものなのだ。これは、キムチでも中国のキムチと言われる泡菜ではないのだが、泡菜の親戚であると考えられる。

 以前、本格的な中華料理を食べる機会があって、まず漬物だと思ってぶつ切りのキュウリに箸をのばした。しかし、これもしょっぱくも甘くもなく、味の主軸がない油油した日本にはない中華料理だった。今回の搾菜を食べちょっと思い出した。

 隣町で作っているものは産直などで手に入るので年に1回くらいは食べる。だが過疎地だけに韓国からのお嫁さんの副収入の「本格キムチ=韓国人が作る韓国の味のキムチ」を食べる機会がないことはない。

 辛いのだけれど、その奥にほんのりした甘さが残る。やはり海鮮を出汁に使っているだけのことはある(隣町の市販に出汁はない)。

 中国の漬物と、韓国のキムチ。どちらに軍配を上げるかというと、キムチだな。油っぽくないのが一番。漬物ならば、しょっぱさを主軸において固めてほしいのだ。

 ピリ辛味は、キムチ味とは別物だと今回学んだ。

 まとめだが、あえて食べたが、自分の体のことを考えると、どちらの国の輸入品を食べるのは、おすすめしない。だって、私たちは日本人で、中国人でも韓国人でもないのだから。味覚がマッチすることはない。
【編集 : fa】

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