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【コラム】新国際ロマンス詐欺の手口は、やはり韓国から

Global News Asia / 2024年1月3日 6時0分

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 国際ロマンス詐欺のメールが週1は入ってくる。もうお友達申請からくるのではなく、誰かのコメント欄を見て「あなたのコメント面白いので、メッセンジャーか私に(逆に)お友達申請して」と返信してくる。「そうだね」の一言にどこに面白味があるのか。さらに、女性からくるのね。筆者の本名はかなり無理をしないと男性名にはならないのだけれど。馬鹿なの? 。

 もう国境なき医師団の医師でも、巨乳の看護師さんでもなく、孤児院出身でもなく、あくまで友達からソフトタッチで仲良くなろうとしているふしがある。

 そのチームのメンバーが韓国人。胴元が中国人なのかもしれないが、中国にパソコンは置かれている。SNSの不特定多数ではなく、ちゃんと出会い系のアプリをターゲットにしているところが今までよりも賢いかもしれない。

 何か所かざっくり見てみるとわかるのだが、意外と男性はHNも同じで(面倒くさいのだろう)同じ写真をプロフにかけている。それをもっとじっくり見ていると、一時だけの相手を所望しているか…なんらかの事情があって50代からしか婚活ができない焦っている人かがわかる(68歳にもなって、嫁もいないっておかしいじゃないですか…という御仁もいる。カトチャンじゃあるまいし、そこに20代の女子が申し込んできたら財産目当てしかあないだろう)。ターゲットはそこだ。

 何回かやりとりをして、それもまじめな女性になりきって書く。心を込めて書く。信用されるように書く。そして、しばらく連絡を絶つ。向こうは良い方に向かっていると思っているから「どうしたの?」系メッセージを連打してくる。そこで「非合法な売春業者に監禁されている、助けて」ととぎれとぎれに返信するだけ(非合法じゃない売春組織って見てみたいなあ)。お金は最初は休めでいい。だって素人娘のふりなのだから。

 今回、このメンバーのうちの2人だけが逮捕され、実刑が出た。しかし、2人で終わるわけもないのだ。ネカマ(懐かしい)になれる文章力があれば、この犯罪が今年もじわじわと新たな国際ロマンス詐欺に進化していくだろう。
【編集 : fa】

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