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【コラム】受験制度の罠、貧困と教育の交差点

Global News Asia / 2024年1月7日 7時0分

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 年明け。日本における共通テストの結果が出ているころ。毎年思う。パトカーに乗せてもらったり、白バイの後ろで運ばれてきたり…遅刻という観念がないのか、この民族と。1分でも勉強したいのだろうが、会場に早めに到着するのが人間として当たり前の行為。それすらできない馬鹿を大学生にしていいのか。

 いいんです。どんな韓国人の若者でも大学に放り込むことができる、高校の先生じゃなく、塾や予備校の先生たちがいるから。一応適正な授業料は法令で決まっているものの、イルタなどと呼ばれる絶対入れる人気講師がいるところは、法令など守らないのです。

 ちなみに、どんな法令価格か。1分あたり555円つまり1時間最低額が3万3300円。もろもろ塾や予備校が経費を取っても、公立の学校で働くよりかなり給料の良い商売になる。だが、この法令価格より、お値段以上の塾や予備校が溢れている。それでも、1時間5万5000円。絶対は入れるとうたっているならば、決して高い額ではない。6万円というところもあるらしい。

 つまり、地頭はとてもいいんだけれど貧困で塾や予備校に通えない子は、なんとか国立一発合格を狙わない限り一生貧困から抜け出られない(特に男子は、兵役があるので一発チャンスしかない)。それなり以下の馬鹿でも、親に財力があって、ゲームを解く感覚で受験手段を講師に教えてもらえれば、パトカーで登校して受験して、大枚の寄付金を納めて上級国民の一歩を踏み出すんだな。

 それでも、2022年までは、到底解けないキラー問題というのがあった。受験問題を作成した方に裏からこそっと金銭取引教えてもらわないと無理なもの。これも、尹錫悦大統領が、2023年6月に廃止した。悪銭身につかず。

 学校の先生は、人権が守られている生徒対応で自死を選ぶ。塾や予備校は躾などをしなくていいから、講師も儲けられるうちは生き生きと生きる。日本も似たり寄ったりだが、この韓国の受験制度は、毎年なにかが根本から間違っているような気がしてならない。いっそ、お金で解決受験問題にしたらわかりやすいだろうに。
【編集 : fa】

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