【コラム】補償金のために名乗り出る母…韓国
Global News Asia / 2024年1月8日 11時0分
セウォル号の悲惨な事故が起きたのは2014年4月。2024年で丸10年を迎える。日本人、いや、心ある親ならば、裁判でいくら莫大な補償金が確定しても、子どもの命を返してくれと思い続けるだろう。…でも、何事においても補償金が大好きな韓国では、子どもの命よりもお金なのかな。
沈没事故の報道は、正直あまり関係ない日本のワイドショーでも連日放送された。事故当時の大統領は、朴槿恵。彼女は逮捕され、文在寅政権になり、今は尹錫悦大統領。ちなみに、朴槿恵大統領は恩赦で釈放され、尹大統領の就任式に出た。10年ひと昔というが、韓国の政権は、右に左に大きく揺れ動いてぐるぐる巻きになっている。
1人の母親がいる。この母親は、ニュースなどを見たり聞いたりしないのだろうか。事故にあった子どもたちは富裕層の子だ。その親だから、情報が入らない貧民層にいるとは思えないのだが。彼女は、事故にあった子の父親と2000年に離婚している。離婚後子どもと交流が一切なくなる親は山ほどいる。父親は、元配偶者の彼女に、息子が死んだことを伝えなかった。
…息子がどこに進学したかなど今なにやっているか興味がなかったのだろうか。
この事故には、多くの献金が寄せられた。彼女はそれすら知らなかった。2021年になってやっと知らせられた。7年間事故になんの関心もなかったことがよくわかる。献金の時効は3年。亡くなった瞬間からなのか、亡くなったことを知ってからなのか難しい問題だが、日本にまで名簿を寄せてくる国だ、韓国国内で知らなかったは言い訳に過ぎないだろう。
もらえるとわかると欲たがりになるのもまた人間のサガだ。母親は裁判所に4384万円の賠償金請求の訴えを出した。このほど、最高裁が、それを棄却した。当たり前のことだ。彼女は、息子が成長するうえでそれだけのお金は出費していない。言い方は悪いが、生んだだけだ。
案件は高裁に差し戻された。死んだ息子は、死ななかったらあんた会いに来たいと思った? と問うに違いない。
【編集 : fa】
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