【コラム】日本航空CAのお客様ファーストは世界に誇れる、積み重ねの訓練と資質の高さ
Global News Asia / 2024年1月5日 20時0分
2024年。新しい年が始まったと思ったら、大地震、そして、羽田空港でのあり得ない飛行機事故。
昭和に生きた人間からすると、1982年2月のホテルニュージャパンの火事の翌日に日本航空350便墜落事故(機長が心身症だった)、その数日後にエンターティナー江利チエミさんの突然死という三連打。1985年8月の日本航空123便墜落事故の翌月の女優の夏目雅子さんの逝去の報の中で、ロス疑惑の三浦和義氏の逮捕の三連打が浮かぶ。少なくとも今年は、この2つだけで終了してほしい。
ただ、この三つの日本航空の事故における、CAの有能ぶりは常に語り継がれている。
例えば、現在の他国のCAのレベルをお伝えしよう。近年だと1996年、28年前の6月に福岡空港で発生したガルーダ航空機離陸事故。ガルーダインドネシア航空は、インドネシアの航空会社だ。オーバーランを起こした時、乗客よりもCAが先に逃げてしまった。これはユーチューブなどを探っていけば見られる。CAが日本人じゃないだけでも、飛行機嫌いにとっては重荷だったろうに、事故が起き、適切な指示が受けられない空間に放り出され、地獄を味わったと思われる。
日本の少なくとも、主要航空会社の客室乗務員教育は、まず、お客様あっての自分の命だ。それも、123便の事故で証明されたように、その日は休日でプライベートで乗り合わせていたCAが多くの乗客の不安な心に寄り添った。結果は残念なことになってしまったが、生き残ったCAが事故解明にきちんと証言している。
飛行機でのあらゆる事故を想定しながら、CAは厳しい訓練を受けている。事故が起こっている間、飛行機の構造がわからない乗客の心を安心させるような会話術も学んでいる。(その他に格安航空では提供されないサービスのスキルまで叩き込まれている)
CAというと、なかなかなれない職業ではあるが、なったとて、一流とそれ以下にわけられる。日本航空のCAは、間違いなく一流だ。
事故は予告なく起こる。死亡者を出してしまう大事故もあり、ヒヤリハットで済むものもある。飛行機代、お値段だけでなく、CAの質で航空会社を選ぶのもありだと思う。
しかし、今年の事故は、プロ、専門家でもなかなか解明できない状況のようだ。
【編集 : fa】
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