【フィリピン】カトリック教会の洗礼式に参加・ミンダナオ島オサミス発信
Global News Asia / 2024年1月21日 11時0分
洗礼を受けるジオン君2歳。パパに抱っこされていたジオン君ですが大泣きをしてしまいました。洗礼は、信者としての生活の始まりであり、カトリック教会共同体の一員として参加するための入り口。洗礼によって、子供は信仰と教義に基づいて成長し、教会の一部となるのだそうです。
2024年1月21日、この度、妻の妹夫婦のロズマーとジェニーの子供ジオン君2歳が洗礼を受ける事になりました。14年間フィリピンに住んでいる私も初めてカトリック教会に行きました。
ところがジオン君の両親は洗礼式にただ参加すれば良いというわけでは有りませんでした。
両親が子供の代父母(Godfather 、Godmother)を指名し、教会が認めてはじめて洗礼式に両親と共に代父母も立ち会えるそうです。また教会の決定は法的根拠と同等の効果が有り、代父母は子供の両親がいなくなった場合、代父母が養育の責任を負う事になります。今回指名された妹のジュリナは大学生である若い時に重い責任を持つことになります。
事前に居住区バランガイに有る地元の教会でのセミナーに参加をしてしなければなりません。
そのうえで子供の出生証明書、地元教会によるセミナー受講証明と入籍していないロズマーとジェニーは青少年証明書(youth certificate)も書類を用意する必要が有りました。これらのセミナーと書類を得るために1日がかりで私も運転手として付き合うことになりました。
最後に洗礼式が行われるクラリンカトリック教会もう一度セミナーの参加と、ここまでで3日がかりでした。
洗礼式当日はクラリンカトリック教会で朝からのミサが行われました。厳かななか進められ、娘ジュリナのいつもと違う熱心な表情と感謝と謙虚さに触れて私は驚きを隠せませんでした。
でも洗礼を受けるために来ていた赤ちゃんや子供たちはぐずりだしたり、ママに甘えたりと日本の子供達と変わりないです。ジオン君も途中でお菓子を買いにパパと中座していました。
ミサが終わったあと、赤ちゃんや子供たちを連れた人だけが教会に残り、洗礼を受ける人で長い順番が出来でき、順番に洗礼が行われていました。ジオン君も父親に抱かれていましたが、神父が聖水を頭にかける時に大泣きしていました。聖水は一般的には蛇口や井戸などで、これが神父の祝福の儀式を経て聖水となり、洗礼で使用されます。
ただし事前に行われたセミナーでの神父の説明では聖水はエルサレムから船で運ばれてきてマニラのカトリック教会から、全土のカトリック教会全体に分布される貴重なもという歴史的なものという説明も有り真意が確認できませんでした。
最後にお断り
私はカトリックの信者ではないので、教会関係者と信者の方へのインタビューをもとに書きました。何度もお話をお伺いしましたが翻訳の都合上記載した内容は間違いが有るかもしれません。また一部の情報はインターネットで調べた物が含まれます。
【執筆 : オサミス市在住14年目・上野浩一】
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