【コラム】韓国人は、空飛ぶ車にだって乗れる!
Global News Asia / 2024年1月25日 6時0分
韓国の現代自動車が、新型「電動垂直離着陸飛行機」(eVTOL)を初公開した。これは、アメリカラスベガスコンベンションセンターでだ。
全長10メートル、全幅15メートル。操縦士を含め5人が乗ることができる(定員5人)。主翼には8つの回転子が装着され、V型の尾翼。電力効率を高め、安全性を確保するために、回転子ごとにモーターを二重にしている。
1回、約60キロメートルを飛ぶことができる。最大500メートルの高さを時速200キロメートルで飛べることを最終目標にしているから、現在は18分以内のテスト仕様か。
飛行機であるのに、見た目はあくまでも乗用車のデザインに寄せている。「韓国発の空飛ぶ車」だ。このデザインにこだわって、つねにデザイナーの先頭に立っているのは、現代自動車社長自ら。「キネティック・ビューアリズム」=躍動的純粋主義の哲学がこめられているという。
現在の期待価格は、日本円にして4億4000万円。たった4人が18分乗るための交通手段としては高額すぎる。万博のような都市型モビリティの一つの形として披露するには安いものではないが、実用品として事故を起こさず空を飛ばせるようになるまでどれだけの実験費用がかかるのか。バッテリーにももっと斬新な機能が必要だという。
とりあえずの飛行距離は、1時間で飛ぶことができる60キロメートルだが、それでは、国内使用しかできないのが難点だ。
韓国国内をユーザーとしては必ずしも見ておらず、アメリカが市場であるともしている。そうなると、60キロしか飛べないとあまり必然性はないかもしれない。観光であっても、医療であっても、CEOの移動にしても全然足りない。
中国でも、同じような空飛ぶ車を作成し、2025年から増産予定だが、定員が2人。ニーズがあるか模索中のよう。
空を飛ぶということは、なんかのトラブルで、落下事故も起こりえるということだ。開発しても、開発費が足りないではなく…事故に合わせた時点の慰謝料をまずプールしてから進めていくべきであろう。
【編集 : fa】
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