三井造船、タイの港で発電をハイブリッド化=世界トップクラスの省エネを実現
Global News Asia / 2014年9月7日 12時59分
2014年9月4日、三井造船および100%出資子会社である三造テクノサービスは、タイのレムチャバン港にあるレムチャバン・インターナショナル・ターミナル株式会社(以下、LCIT)に設置されているトランステーナ5基に対して、現地工事2か月でハイブリッド化改造を終了、2014年8月に引き渡した、と発表した。
2013年1月に同ターミナルで実施した海外ハイブリッド化改造の初号機では、燃費が時間当たり8L以下(50%省エネ)という世界トップクラスの省エネ性能を実現、その成果が評価され、今回の受注につながった。
稼動開始1年後、レムチャバン港23周年記念式において、本ハイブリッド式トランステーナによる環境への貢献度が評価され、LCITはグリーン・エネルギー・アワードを受賞。
今回の工事では、優れた省エネ技術を引き継ぐと共に、蓄電システムを更新することで発電機とバッテリーのエネルギー分担を最適化。その結果、バッテリーからの供給電流量が抑制され、バッテリー容量の最適化が実現した。
ハイブリッド化改造では、回転数制御された小型エンジンを搭載した発電機と独自の制御システムと、発電機およびバッテリーから最適なパワーを供給可能なエコシステムの採用により、従来型比で最大60%の燃料消費量削減を図るとともに、燃費削減率と同程度のCO2排出量の削減を実現している。
2014年時点での省エネトランステーナの納入実績は、新規138基、改造35基となっている。
【編集 : YK】
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