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【コラム】めぐみさんは帰りたいはず、絶対・北朝鮮

Global News Asia / 2024年2月25日 7時0分

 今年、北朝鮮の拉致被害者横田めぐみさんは、還暦になる。北朝鮮に連れ去られて、46年。もう北朝鮮での時間が長くなった。青春の時期も、大人の女性になる時期も、母親になる時期も、向こうで知り合った人はいただろうが、どんなに心細かっただろう。

 政府が作り上げたテキトーな情報で死んだ人にされて、その骨のDNA鑑定では別人で、その理由が洪水でどれがどれやらわからなくなったはあまりにもひどいものだ。政府の超要人のお手付きになったから生死すらあきらかにしないとか噂は独り歩きしている。

 そして一時帰国させられて日本に定住を決めた被害者たちの口からも、めぐみさんのこと、北朝鮮のことがやっと語られてきた。やっとだ。日本政府は帰国段階直後に知っていただろうことだけれども、「日本にいる大切な人」の命のタイムリミットが迫った昨今語らずにはいられない状況もわかる。

 なのにだ。北朝鮮の一番偉い人の妹様が、拉致問題を解決済みにすれば、岸田総理大臣の北朝鮮訪問をさせてもいいなんて、寝言を言い始めた。拉致をはじめ核・ミサイル開発問題(日本をターゲットには飛ばさないという意味か)を議題にしなければ、両国には仲の良い未来がいくらでも広がっていると妹様は力強く言う。そして、その会談の中心人物になる=私が責任者になるとまで。

 日本の総理大臣は、行くのか行かないのか。北朝鮮にしかメリットのない会談になにを求めに行くのか。それは日本国民の総意かと思われる。行ったら、小出しに何人ではなく、拉致された人全員を連れ帰らなければならない。それをなしたら、支持率もかなり上がる。

 めぐみさんが一番年下となると、生きている人はかなり少なくなる。それでも全員ぶんどりに行ってこい。それができる新しい人はいないものだろうか。
【編集 : fa】

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