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【コラム】ロシア兵の戦闘意識を下げる作戦?

Global News Asia / 2024年3月17日 12時0分

 ウクライナとロシアの戦争が始まって丸2年が過ぎた。

 その中で、ロシアは北朝鮮とより強い友好関係を結んでいる。北朝鮮では長い間食料不足が続いている。木の根であっても食べるくらいのレベルだ。ロシアは北朝鮮に食料を提供することの見返りに、殺傷能力のある武器類を北朝鮮からもらう。武器になる材料が足りなければ、北朝鮮に渡すまでしている。今更ここで書くこともなく、世界中が知っていることだ。

 だが、ウクライナ側は、「北朝鮮製の武器は、武器の威力がない」と語り始めた。北朝鮮の飢えた国民が一生懸命作ったとしても、頭も体も満足に動かなければ不良品を出す率は高い。ロシアも納期までにいくらそれくれ! とノルマは出しているだろう。北朝鮮政府も、国民にそれを強いているだろう。武器の一部に1970年から80年代に作られたものも含まれていて作動しないという説もある。ノルマが足りなくて古い在庫があれば混ぜるのは当たり前かもしれない。

 ただ、逆にウクライナが、北朝鮮製の武器に威力がないと喧伝することによって、ロシア兵たちが「俺たちはいったいなにをしているのか」「使えない武器で戦い、逆に殺されるかもしれない」など士気が下がるといった、心理戦ではないかという説もある。

 もちろん、ロシアにもウクライナにも味方する国があるから、その各国の識者と呼ばれる御仁が色んなことは言う。だって、その御仁たちは、戦いには参加しないのだから。

 北朝鮮の武器生産能力を見くびってはいけないという説もある。毎年大規模砲撃訓練を行っているだけに、レベルが低ければそこでバレているはずだということだ。

 自国の強さを誇示するのと、生死なんかどうでもいい国民の食料の見返りの質とでは違いがあってもおかしくないとは思うが。

 そんなことよりも、人には言葉がある。そろそろ、きちんとした話し合いを持って、愚かな戦争を臨終にしてしまう気はないのか。
【編集 : fa】

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