【コラム】戦争は、芸術まで無きものにする、韓国
Global News Asia / 2024年4月1日 19時0分
韓国で4月に予定されていたバレー公演「モダンス」が、開催まで1か月を切って急遽中止になった。公の理由は「コロナ渦になる前から企画し、長い長い準備をしてきたので遺憾だ。しかし、アーチストと観客の安全に対する憂慮並びに会場の要請から中止せざるを得なくなった」。なんとなく臭わせてはいるけれど、なにのための安全を守るための中止なのかは明確ではない。
主演ダンサーは、ロシアを代表するダンサーだ。2008年にロシア人民芸術家の称号を得て、2018年から現在まで国家文化芸術委員会の委員もしている。プーチン大統領の統合ロシア党党員として、2011年から2019年まで務めていた。
舞台になるはずだった会場側は「プーチン大統領と親しいバレリーナが韓国に来れば、社会的な課題になる。ウクライナ紛争が終わりを見せない現在様々な反対嘆願が届いた。強行すれば、バレー団と観客の安全が懸念され中止を決断した。劇場使用料は全額返済する予定」。使用料だけでなく、渡航費のキャンセル料やポスターなど告知料も発生するだろうに。
「モダンス」は、高名なファッションデザイナーであるココ・シャネルの一代記になっている。芸術と、戦争は別物にはならないのだろう。ダンサーには旬がある。その時期だとしたら、見られないことは一つの文化として残念なことだ。
ウクライナの韓国大使館は、侵略国家の公演を韓国国民に見せるということは、ロシアの不当な侵略の正当化になる。ウクライナ国民の苦痛の軽視にもなる。「絶対、容認できない」と頑なな姿勢を示している。戦争とは、文化をも殺していく。
【編集 : fa】
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