【タイ】古河AS、バンコクに自動車部品会社を設立

タイ東部チョンブリ県のピントン工業団地にある古河オートモーティブ・システムズ(タイ)株式会社。

　2014年9月9日、古河電工グループの古河AS株式会社は、東南アジア市場における顧客対応力の強化と商圏拡大を目的として、タイのバンコクに設計・営業・調達機能を統括する新会社を2月13日に設立し、7月より業務を開始した、と発表した。

　東南アジア市場の年間自動車生産台数が、現在の約400万台から、2020年には約600万台になると予想されるなか、日系カーメーカーは8割を越えるシェアを有しており、自動車部品事業がグローバルに商圏拡大を図るうえで、最重要市場のひとつとなっている。

　新会社名はフルカワ・オートモーティブ・システムズ・アジアパシフィック株式会社(FAAP)、古河ASの100％子会社で資本金は2000万バーツ(約6000万円)で、東南アジア市場において昨今加速する顧客の車両設計や購買機能の現地化へ対応するため、設計・営業機能をその中心地となるタイへ設置し、迅速かつより質の高いサービスを提供する。

　さらに、調達の統括機能も設置、設計・営業と一体となった材料現地調達の推進を図るとともに、東南アジア域内における最適部品調達網を構築することにより、コスト競争力の強化を目指す。
【編集 : YK】