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【フィリピン】バナナ出荷工場訪問ーミンダナオ島オサミス発信

Global News Asia / 2024年4月25日 19時0分

 2024年4月、隣家に住む牧師、サブラバスさんの案内でオサミス市クラリンタウンのベルナド山に向かいしました。舗装はされている道ですがかなりの急坂を20分程走った所に、大規模なバーナード・バナナ・ファームがあります。

 訪問したファームは、植えたばかりの小さなバナナの木でしたが壮大な眺めでした。このバナナ出荷工場では日本や中国にバナナを輸出しています。工場には2つの水槽があり、バナナを房ごとに切り分けて洗剤で洗っていました。

 目視でバナナを検査して少しでも傷が有るものは取り除かれます。建物の外に規格外として置かれたバナナが山積みになっていました。このバナナはフィリピン国内で食べられます。

 収獲したバナナは箱詰めされ船で10日から20日ほどかけて日本へ運ばれます。バナナが熟成しないように13〜15度に温度管理がされ、バナナから発生する成長ホルモン・アセチレンガスを除去するなど管理された状態で運ばれます。一部では冷凍され、バナナの熟成を一時停止させ輸送中品質を保ちながら日本に届けられます。

 日本で販売される黄色いバナナは、ほとんど熟成後に黄色くなるように熟成室でエチレンガスを使って管理されます。同じバナナを工場から食べきれないほど頂いたのですが、高温多湿の関係で黄色くなる前に一斉に熟成して痛んでしまいました。
【執筆 : オサミス市在住14年目・上野浩一】

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