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【コラム】北朝鮮軍服、韓国軍にデザインを似せる

Global News Asia / 2024年5月7日 14時0分

 北朝鮮軍の軍服が変化した。今まで報じられてきた軍服は、無地の濃い黄土色のものだった。しかし、それではすぐに北朝鮮軍とわかるとまずいことが起きるのか、いやなんらかの目的があって、あえて資金投入で新しい軍服が増えていると思われる。

 「デジタル模様」の戦闘服の特殊部隊は、数年前から確認されるようになった。それは、パッと見韓国軍や米軍の戦闘服に見えなくもない。さらに、胸の勲章の位置は、はっきり韓国軍や米軍と同じだ。小さな長方形の略式勲章をつないでつけている。動くときにいささか不便であった以前の大きな勲章をずらりとぶら下げている軍人は、位が高いとかごく少数になった。

 韓国軍に混ざって戦う時用の、偽装用デジタル戦闘服は、腕の部分の部隊マークが着脱可能なところまで似せてきている。こうなってくると、意図をもって戦っている北朝鮮軍と攻めてきたから的に応じている韓国軍が入り混じった状態で、北が圧倒的な強さを見せる可能性もある。また、小銃も、銃床を畳んだり収納できる種類のいわゆる韓国軍スタイルになっている。韓国で両国軍を研究している大学教授でさえ、見分けがつきにくいと語る。

 地上戦ならまだしも、落下傘部隊で後方潜入してくる空挺部隊だと、まったくわからずに混ざり合い仕留めることもできる。

 今のところ特殊部隊から変更されているが、通常の部隊もどんどん韓国軍に寄せてくると、だれがどこやら、同胞たちが単なる殺し合いをしているようにしか見えなくなってくのでは。
【編集 : fa】

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