宇部興産、タイに生産工場の新設を決定=生産量世界一を目指す

Global News Asia / 2014年9月12日 12時15分

タイの宇部興産グループ会社はバンコクにあるサトーン・スクウェア・ビルディング18階にある。

 2014年9月11日、宇部興産は世界的なポリカーボネートジオール(以下、PCD)の需要拡大に対応するため、特に成長率の高いアジア市場をターゲットとして、ウベ・ファインケミカルアジア社)にPCD生産工場(年産3000トン)を新設する、と発表した。資本金は5億6700万バーツ(約17億円)で稼動開始は2015年10月を予定。

 今回の工場新設により、年間生産能力は日本2000トン、スペイン6000トン、タイ3000トンの合計1万1000トンとなり、世界最大のPCDメーカーとしてグローバルな供給体制を確立する。

 PCDは宇部興産のファインケミカル事業の主力製品の一つで、主に高級ポリウレタンの主原料(ポリオール成分)として使用。

 PCDを使用したポリウレタンは、従来と比較し、耐熱性・耐加水分解性・耐油性・耐候性等の耐久性としての機能が大幅に向上。肌触り等の素材としての高級感も含め多くの面で優れており、近年需要が急拡大。

 自動車や家具、建材、電子機器等におけるコーティング、人工皮革、接着剤等の幅広い用途で新たな高機能材料として認知が高まっている。

 また、高耐久性として省資源に貢献するのみならず、VOC(揮発性有機化合物)規制強化等への対応のため、溶剤を含まない環境対応型水性塗料(PUD)の原料としてのニーズも高まり、今後も継続的な需要拡大が見込まれる。

 コスト優位性のみならず、日本・スペイン・タイでグローバルな技術連携を強化、顧客の要望に対応した新規グレード開発およびユーザーサポートにも注力。世界一のPCDメーカーとしての地位をより強固にする。
【編集 : YK】

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