「ジャイアントパンダ単科大学」名誉学長は黒柳さんしかいない！ 中国

　今年の9月、中国に新しい大学ができる。定員は50人。かなり選ばれた人間たちしか入れないようだ。
その大学の名前は「ジャイアントパンダ単科大学」。

　パンダはまだまだ生物としてわからないことも多く、種としての数も少なく、そういう意味で研究が必要だ。パンダの生息地が多い四川省にある2つの大学が共同で設立母体になった。さらに協力大学も集まり、パンダに特化した大学だ。

　もちろんパンダの生態だけではなく、パンダの世話をしていく人材や論的な研究者など、パンダに関わる必要な分野を多岐に学び育てる大学としての意味を持つ。

　この設立構想が発表されるやいなや、SNSでは、授業中にパンダを抱っこできるのだろうかと、学びとは別のワクワクする質問が交錯した。
残念ながら、実習としては一般人よりはさわることは多いが、抱っこしながらはできない。パンダはとても繊細な動物であり、生まれたばかりのパンダの赤ん坊のことを母親が「子供」と認識はせず、異物として殺してしまうことだってめずらしくはない。
人間がつぶされることはそうあるわけではないが(なくなはない)、室内で抱っこされて座学に付き合わされるストレスは、パンダの生死にかかわるであろう。

　あまり考えたくはないが、残された時間は少ない(いやずっと長生きするとは思うけれど)。パンダと会話できるという黒柳徹子さんを名誉学長にして、黒柳さんの中にあるパンダへの疑問をまっさきに研究してほしいものだ。
【編集 : fa】