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うち大企業よ、取引辞めていいのという脅し・韓国

Global News Asia / 2024年8月16日 12時0分

 今年は土用の丑の日が2回あった。しかし、夏の土用にうなぎを食べて元気はつらつになろう! という仕掛けは、江戸時代のマルチクリエイターの平賀源内が作ったとも言われている。もし、うなぎの全栄養素を取り込みたいならば、うなぎが丸々と肥り脂を蓄えている冬の土用「寒鰻」だと言われている。まあ、○○を食べる日とかは、売り手側の仕掛けだったりするから、そこに乗る必要はない。「う」のつくものを食べろと言うなら「うめぼし」でも全く問題ないわけである。

 日本で夏に商業ベースでうなぎを食べるように、韓国でも食べているようだ。
細々とした営業でも、店のそばに大企業があって、そこの従業員の飲食で成り立っているうなぎ店がある。きっとそれまでつみあげた信頼もあったはずだ。信頼があったからこそ、20人のうなぎ尽くしの宴会を引き受けた。日本円にして6万1900円になる。うなぎは10kg。信頼があるからこそ、前金なども受け取らず、店は準備を始めていた。

 しかし、その日、どれだけ待っても、誰も来なかった。仕事が忙しいのかと考えて、来たらすぐに食べられるようにセットもしてみた。それでも来ない。しびれをきらして電話をすると「あ! 、キャンセルするの忘れてた!」の一言。

 「せめて来られる人だけでも来店できないでしょうか。全部キャンセルだと、3万4300円の実費をいただきたく存じます」。店主は怒りをかくして、事務的に言った。キャンセル料が発生するとわかると、なんとか人を集めて数時間後に行くと言う。
店側は待った。でも、誰も来なかった。従業員の宴会かもしれないが、大企業に在籍する限り会社にも事情をシェアしてもらわなければならない。連絡をした。

 「ここは大目に見てほしいなあ。うちあってのお宅でしょ」。まるで脅しかのような返事が返ってきた。

 この日はあきらめたうなぎ屋は、うなぎを無駄にすることなく知り合いに配った。そして後日、この企業のカスタマーセンターに連絡した。「これはカスタマー案件じゃないので、警察なり、マスコミなり通報すればいいのでは」と電話を切られた。

 「連絡しないで行かなかったからって、3万4300円のキャンセル料ってぼったくりですよね。心から謝ったことが伝わらない人たちなんですね」と発注者の一人と思われる従業員はマスコミに答えている。

 企業としては大企業かも知れない。しかし、小商いの商店の良心以下の行動。いずれ、うなぎのようにつかみにくい、災難がこの企業に起こりうるタネは撒いてしまったようだ。
【編集 : fa】

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