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エアアジア、エアバスと提携し航空業界のサステナビリティを推進

Global News Asia / 2024年9月21日 8時45分

 2024年9月19日・エアアジアは、ASEAN地域での炭素排出量削減を目指し、エアバスとの長期的なパートナーシップを発表した。この提携により、持続可能な航空燃料(SAF)の生産と航空交通管理(ATM)の改善を推進する。

 エアアジアとエアバスは、サステナビリティ部門間で覚書(MoU)を締結し、東南アジアにおけるSAFの分散型生産を模索する協力体制を確立した。このパートナーシップは、SAF供給を拡大するための有望なプロジェクトを見出し、商業展開を支援することを目的とするもの。

 さらに、エアアジアの燃料効率プログラムとエアバスの技術を活用し、二酸化炭素排出量を削減するための先進的なATM改善策を共同で調査する。両社は、単一欧州空域ATM研究(SESAR)プロジェクトの一環として開発されたソリューションをASEAN地域に適用する可能性を検討する。

 キャピタルAのチーフ・サステナビリティ・オフィサー、ヤップ・ムン・チン氏は、「エアアジアは、SAFの生産性とATMイニシアチブを検証する上で、ASEANにおけるエアバスの主要パートナーとなります」と述べた。

 エアアジアは今年6月、コロナ禍以来初となる新型エアバスA321neo型機を受領し、さらに5機を受領予定。今後、エアアジアに納入される全てのエアバス機は、5%のSAFを含む燃料ブレンドが使用される。

 エアバスのチーフ・サステナビリティ・オフィサー、ジュリー・キッチャー氏は、「エアバスは、世界中で航空業界の脱炭素化に貢献しています。エアアジアはASEAN地域での主要パートナーであり、運用効率の向上やSAFの生産と流通の拡大に向けた取り組みを共に進めることを楽しみにしています」と語った。

 エアアジアは現在、361機のエアバスA321型機を発注しており、機材のアップグレードにより2035年までに二酸化炭素排出量を最大10%削減する計画。さらに、SAFの導入により15%の削減が見込まれ、2050年までにネットゼロを達成する計画だ。

 2023年には、エアアジアは地域路線で20以上の運用効率化対策を実施し、130,000トンのCO2排出量を削減した。これは、200万本以上の木を植樹した場合に相当する効果と言える。
【編集 : Eula Casinillo】

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