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平均「4,713万円」の住宅ローン、払い終えたら〈余命12年〉…74歳男性「何のために買ったのか」マイホーム購入の後悔

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年1月24日 6時15分

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いつかはマイホームを持ちたい……多くの日本人がみる夢ですが、その価格は数千万円。ほとんどの人が住宅ローンを活用して夢を実現させることになりますが、その夢の先にあるのは幸せな未来といえるのか、みていきましょう

何歳で年収は何円を超えたら「マイホーム購入」を考えられる?

総務省『家計調査 家計収支編』(2022年平均)によると、勤労世帯における「持ち家率」は80.1%。世帯主の年齢別に持ち家率の推移をみていくと、30代前半では50%程度だったのが、30代後半で70%台に。以降は80%前後で推移し、60代に突入すると90%に達します。70代で80%前半に下がるのは、老人ホームに入居するなどの事情によるものでしょうか。どちらにせよ、ライフスタイルが大きく変わったといわれる昨今でも、持ち家派が圧倒的多数を占めています。

【世帯主の年齢別「持ち家率」】

~34歳:50.6%

35~39歳:73.3%

40~44歳:78.7%

45~49歳:79.9%

50~54歳:81.9%

55~59歳:87.2%

60~64歳:91.3%

65~69歳:89.7%

70歳~:83.5%

30代後半でぐっと持ち家率が高くなりますが、高い買い物なので、年齢だけでなく「年収がXX円になったら家の購入を考えよう」などと考えるのではないでしょうか。

株式会社AlbaLinkによる『マイホーム購入のタイミングに関する意識調査』によると、「何歳までにマイホームを買いたいか」の問いに対して、「40歳まで」の回答で7割以上。また「世帯年収がいくら超えたらマイホームを買いたいか」の問いに対しては、もっとも多かったのが世帯年収「400万~500万円」で24.4%。世帯年収「~600万円」で5割以上に達し、世帯年収「~800万円」で8割弱に達します。

また国土交通省『令和4年 住宅市場動向調査』によると、新築一戸建て(=注文住宅。土地から購入して家を建てる)購入時の平均年齢(世帯主)は39.5歳。「20代」で新築一戸建てを実現する割合は15.6%と、「30代」で実現は45.1%と、30代までで過半数に達します。また平均世帯年収は801万円。「400万円未満」で実現が10.8%、「400万~600万円未満」が22.0%、「600万~800万円」が25.7%と、ここで過半数に達します。

新築一戸建て購入者…5,000万円の住宅ローンを35年で完済

一戸建てを実現する際のマネープランをみていくと、購入資金総額は平均4,713万円。そのうち借入金は平均3,771万円。ちょうど2割ほどの頭金を用意しています。月々の返済額は14万5,000円。年収に占めるローン返済額である返済負担率は16.4%。平均返済期間は土地は34.5年、建物は32.8年です。

返済負担率は最高で35%程度といわれていますが、これでは相当なローン負担。かなり生活はカツカツになります。20%前後が妥当といわれているので、多くの人が計画的な返済プランのうえ、新築一戸建ての購入に踏み切っていると考えられます。

世帯年収800万円。40歳になる前に、夢の新築マイホームを実現。そんな、まるで絵にかいたような幸せが目に浮かびますが、平均5,000万円弱の住宅ローン、一度も繰り上げ返済をせずに完済を目指したら……「ローン地獄から解放された!」というときには74歳に達しています。

――74歳

現役世代であれば、あまりに遠くの未来で、想像が付かないかもしれません。

内閣府『令和5年版高齢社会白書』によると、「70~74歳」の就業率は33.5%、「75歳以上」が11.0%。多くの人が現役を引退し年金生活を送っていると考えられますが、まだ3割の人は働いています。

一方で最新の健康寿命は男性で72.68歳、女性で81.41歳。健康寿命、すなわち日常的・継続的な医療・介護に依存しないで、自分の心身で生命維持し、自立した生活ができる生存期間のこと。つまりローンを払い終えるのは「病院と友だち」という年齢だということです。

そして74歳時点の平均余命は、男性で12.72歳、女性で16.49歳。ローンを払い終え、正真正銘、マイホームとなってから、10年強の時間しか残されてないということになります。

――持ち家か、賃貸か

たびたび議論が交わされ、答えの出ることのない難問ですが、最終的に「自分のもの」といえる持ち家はのほうが高い人気を誇っています。

ただ40歳手前で購入し、何もしなければ、年金が生活を支えるような年齢になってもローン返済に追われ、さらにローン完済から余命は数えられるほど……というのが平均像。晩婚化が進み、住宅購入年齢は上昇傾向にあり、ローン完済年齢も同様に上昇傾向にあります。今後、ますますローン完済後の余命は短くなるかもしれません。残された時間を前に「何のために買ったんだろう」と後悔することも。マイホームは大きな夢ではあるものの、いま一度、本当に買うべきか、検討してみてもいいかもしれません。

[参考資料]

総務省『家計調査 家計収支編』(2022年平均)

株式会社AlbaLink『マイホーム購入のタイミングに関する意識調査』

国土交通省『令和4年 住宅市場動向調査』

内閣府『令和5年版高齢社会白書』

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