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1日4杯以内なら効果絶大!?…「コーヒー」がもたらす「健康効果」とは【医師が解説】

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年2月9日 11時15分

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(※写真はイメージです/PIXTA)

老いないために食べるべき食材はどんなものがあるのでしょうか? 著書『総合診療科の僕が患者さんから教わった70歳からの老いない生き方』(KADOKAWA)には、医師の舛森悠氏が実際に接種している食材がまとめられています。今回はコーヒーがもたらす具体的な効果と、コーヒーを飲むうえで気をつけたい注意点を紹介します。

コーヒーは「活力の源泉」になる!?

YouTubeチャンネルでの僕の愛称は「Dr.マンデリン」ですが、マンデリンとは、インドネシアで栽培される希少なコーヒー豆の銘柄です。

僕の1日は、コーヒーを淹れることからはじまります。コーヒーは、豆の挽き具合、湿度、鮮度、湯の温度、抽出時間など味にかかわる要素が多く、同じ豆でも日によって味が微妙に異なります。毎朝真剣にコーヒーと向き合って、香りを楽しみながら、できあがった味に一喜一憂する。おいしいコーヒーを淹れることができた朝は、「今日は幸先がいいぞ!」と、自然と気分も上がります。

僕がコーヒーを飲む理由は単純です。大好きだからです。お酒やたばこが大好きな人も、理由はおそらくそんなところではないでしょうか。

そんな僕には、コーヒーの師匠ともいえる方がいます。

45年間も地域に根ざした喫茶店の店主だったMさんという女性です。

Mさんは外来の患者さんですが、無類のコーヒー好きという点で僕と話が合い、お勧めの豆を教えてもらったり、豊富な知識を伝授してもらっています。

Mさんは80代前半という年齢にもかかわらず、毎日忙しく駆け回り、大奮闘しています。現在は喫茶店を近隣の人たちのたまり場として解放する傍ら、町内会のお知らせのチラシを配達するボランティアをしたり、ご近所さんの通院の付き添いをしたりしていて、そのため病院で僕と顔を合わせることもしばしばです。

また、かわいがっているペットのために、毎日ドッグランへも通っています。

Mさんは、とにかくじっとしていることがない印象です。Mさんのように日常を送るには、体力はもちろんですが、気力も必要です。湧き上がる活力の源泉には、もしかするとコーヒーがかかわっているのかもしれません。

コーヒーにはうつ病のリスクを下げる効果がある

コーヒーには、心や脳を健康に保つ効果が期待されています。例えばうつ病を予防する効果について、興味深い調査があります。アメリカで行われた約5万人の女性を10年間追跡した研究なのですが、1日に2〜3杯のカフェイン入りコーヒーを飲んでいるグループは、まったくコーヒーを飲まないか週1杯のコーヒーしか飲まないグループに比べて、うつ病の発症リスクが20%も低いことが確認されました。

ちなみに、カフェインレスコーヒー、カフェイン入りの紅茶やチョコレートには、うつ病との関連は認められなかったそうです。

この研究では女性についての調査しか行われていないのですが、男性の研究も待たれます。

そのほかにも、コーヒーで死亡リスクが12%下がったとか、アルツハイマー型認知症のリスクを30%減らせたとか、2型糖尿病のリスクが7%減るとか、コーヒーに関する研究報告には枚挙にいとまがありません。すばらしいコーヒー効果です。

しかし、なぜこうした効果が得られるのかはまだわかっていません。そしてもちろん、飲めば必ず病気を予防できるわけではないことにも注意が必要です。

コーヒーを飲むなら1日4杯までがよい理由

一方、コーヒーを飲まないほうがいい人もいることがわかっています。例えば妊婦さんです。妊娠中は、お母さんには適量でもお腹の赤ちゃんには過剰となってしまい、流産したり、胎児の成長に影響を及ぼし低体重になるおそれがあります。

また、心臓の疾患や精神の疾患を有する人は、コーヒーを飲んでいいかどうかをかかりつけ医と相談してください。カフェインには強心作用があるため、人によっては動悸がしたり、不整脈が悪化したりすることもあります。神経が興奮して、不安や過呼吸などの症状が悪化する可能性も考えられます。

さらに、カフェインには耐性があります。カフェインには眠気を吹き飛ばし、頭をすっきりさせる作用があります。ですが、それを期待して摂取量が増えていくと、少量のカフェインでは満足できなくなり、摂取量が増えていきます。どんなものにも致死量があるように、カフェインもとりすぎると体に悪影響を及ぼします。

なお世界保健機関では、1日のカフェイン摂取量は300mgまでと警告していますが、コーヒー1杯(150ml)当たりのカフェイン量は約90mgです。

「何事もほどほどに」と言いますが、コーヒーは1日4杯までが適量かと考えます。

舛森 悠

医師

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