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【月利30%トレーダーが解説】突然のイレギュラーな値動きにどう対応する?…「プロトレーダー」と「初心者トレーダー」の決定的な違い

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年4月18日 17時30分

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※画像はイメージです/PIXTA

FXでは、自分が予想していなかった値動きに遭遇する場面が多々存在します。そのような場面で、継続的に収益をあげられるプロトレーダーと収益が不安定な初心者トレーダーでは、それぞれの対応にどのような違いがあるのでしょうか? 株式会社ソーシャルインベストメントの清水一喜氏が解説します。

トレードの利益の一部は「運」による

トレーダーであれば普段からテクニカル分析をしているでしょう。相場の予測に役立つテクニカル分析ですが、プロトレーダーであっても予測をすべて的中させることはできません。相場分析をして予測は立てたものの、予測とは異なる値動きをして損切りになってしまうことは頻繁に起こります。

そのようなイレギュラーのなかでも「予測と違う値動きをしたにも関わらず、利益確定ができてしまった」場合の対処が非常に重要です。

ラッキーな利益確定をラッキーのまま収めるのではなく、なぜ相場のラッキーを掴めたのかを考える習慣をつけるかで今後のトレードの収支は大きく変わります。

初心者トレーダーとプロトレーダーの大きな違いは、運を味方につけるトレードができているかどうかです。運を味方につけることで、安定した収支プラスアルファの利益を出し、トレーダーとして充実したトレードライフを送ることができるでしょう。

「想定どおり」以外の値動きに対する対応の違い

プロトレーダーと初心者トレーダーは、FXでときどき起きる「ラッキーによる利益確定」に対する捉え方が異なります。初心者トレーダーの場合、単なる幸運による利益と自分のトレード分析による利益の区別がつかないことが多くあります。そのため、たとえ幸運による利益確定であっても、自分のテクニカル分析が功をなしたのだと勘違いしてしまう可能性があります。

一度、勘違いを起こしてしまうと、自分のトレードスキルを過剰に評価してしまい、急激に取引ロットを上げてトレードをしたり、普段は行わないようなトレードを行なってしまいます。もちろん、自分のトレードスキルが上がっているわけではないので、自意識過剰なトレードを行なってしまうと大きな損失に巻き込まれる可能性が非常に高くなります。ラッキーな利確は、その意味を理解していないと過剰な自己評価に繋がってしまうため、意識的に対処しなければいけません。

プロトレーダーの場合、想定外による利益確定が起きたら、なぜそのような事態になってしまったのかを考える傾向にあります。プロトレーダーは、自分が事前に立てた値動きのシナリオ以外の動きをしたことに違和感を覚えます。

その違和感をもとに、自分のエントリーポイントが正しかったのか、全体相場の捉え方を間違っていなかったのかなど、さまざまな視点からトレードを振り返ります。プロトレーダーはラッキーなトレードをラッキーなままで終わらせず、次のトレードに活かせることはないかを考えます。この違いが、初心者トレーダーと最終的な利益差となるのでしょう。

なぜプロトレーダーは運を味方につけられるのか

トレーダーであれば突発的な幸運で利益を得ることがありますが、なぜプロトレーダーだけが継続的に運を味方につけられるのでしょうか。

主な理由は、プロトレーダーは運による利益は自分の実力でないことを熟知しているからです。自分のトレードスキルを過大評価しないことで、プロトレーダーはトレードで客観的な相場分析を行うことを可能にしています。

一度のラッキーで自分を過大評価してしまう初心者トレーダーは、客観的に相場を分析することができません。FXでは、自分の感情や私情をチャートに反映させてしまうと、視野が極端に狭くなり、相場の急な変動に対応することができません。私情の持ち込みがトレードに悪影響を及ぼすことを知っているプロトレーダーは、常に謙虚な姿勢でトレードに臨んでいます。謙虚に相場に向き合うことが、結果的に相場のラッキーを掴む要因となっているのです。

日常の相場分析の積み重ねで運を掴もう

今回は、稀に相場に訪れるラッキーを掴むためのマインドの持ち方を解説しました。

運を味方につけるトレーダーは、総じて謙虚なトレードを心がけています。私利私欲に満ちたトレーダーは、運を掴むどころか運に見放されるトレードをしてしまいます。運を掴むためには、日々の相場分析を丁寧に行い、トレードの振り返りを徹底する心がけが必要です。

仮に、たまたま相場の幸運によって利益確定ができたとしても、真摯に向き合うことが求められます。自分の想定していたシナリオとは違う動きをした時点で、自分の相場分析を振り返る必要があります。普段、損切りをしたときだけトレードを振り返るトレーダーもいますが、利確であれ、損切りであれ、自分のシナリオどおりにいかなかった場合、なにかしらの理由が隠されています。相場の検証は地道で労力のいる作業ですが、そのような手間のかかる作業がトレーダーに幸運をもたらすのです。

清水 一喜

株式会社ソーシャルインベストメント

執行役員

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