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株価チャートの読み方の超キホン…ローソク足でわかる買いサイン「太陽線」「トンカチ」とは?

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年5月28日 15時49分

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(画像はイメージです/PIXTA)

チャートのなかでも一般的な「ローソク足」。これを見ることで、買いサイン、売りサイン、様子見サインを知ることができます。具体的に見ていきましょう。本連載は、経済ジャーナリストの和島英樹氏監修『いちからわかる!株入門 2024年新NISA対応版』(インプレス)より一部を抜粋・再編集したものです。

チャートの基本ローソク足の見方

チャートにはいくつかの種類がありますが、そのなかでも最も一般的なのが「ローソク足」です。1日や1週間、1ヵ月など、ある一定期間の値動きを表し、それぞれを「日足」「週足」「月足」と呼びます。

ローソク足は1本の線と四角で構成されたシンプルな記号ですが、それだけで「株価が上がったのか、下がったのか」、当該期間の「高値」「安値」「始値」「終値」の4つの価格がわかる優れものです。

それでは、具体的な見方を確認していきましょう。

まず、ローソク足には「陽線」と「陰線」の2つの種類があります。陽線は、始値よりも終値が高い状態、つまり値上がりした状態で取引が終わったことを意味します。一方、陰線は終値のほうが安い状態、株価が下落傾向で取引終了したことを意味しています。

次に、ローソク足の構成を見ていきましょう。ローソク足は大まかに「上ヒゲ」「実体部」「下ヒゲ」の3つに分けることができます。上ヒゲの端はその期間につけた高値を、下ヒゲの端は安値を示します。実体部の両端はそれぞれ始値と終値を示していますが、陽線と陰線では位置が逆になるので注意が必要です。また、値動きの仕方によっては実体部だけ、ヒゲだけのローソク足が生じる場合もあります。例えば、高値と終値が同じなら上ヒゲは現れません。

なお、陽線と陰線の色に決まりはありませんが、一般的に陽線は「薄い色」や「明るい色」、陰線は「濃い色」や「暗い色」で表示されます。

ローソク足から読み取る「売買のサイン」

ローソク足からも売買タイミングの判断ができます。

例えば、ヒゲのない縦長の陽線は「大陽線」と呼ばれ、取引が激しい上昇傾向で終わったことを示します。今後の上昇トレンドを予感させる買いサインの1つです。

また、長い下ヒゲが出ている「カラカサ」は、一時的には大きく値下がりしたものの最終的には買いの勢いが勝ったことを表しており、下落局面での上昇トレンドへの転換が示唆されます。

POINT! 株式用語の意味を確認

ローソク足を構成する「始値」「終値」「高値」「安値」の4つの価格をまとめて「四本値」と呼びます。投資で耳にする機会が多いので、意味を覚えておきましょう。

★始値(はじめね):ある期間で最初に取引された価格

★終値(おわりね):ある期間で最後に取引された価格

★高値(たかね):ある期間で最も高く取引された価格

★安値(やすね):ある期間で最も安く取引された価格

◆ローソク足の基本用語

★1日の取引内容=日足

★1週間の取引内容=週足

★1ヵ月の取引内容=月足

始値と終値の値段によって色が変わります

◆買いサインと売りサインをチェック

《買いサイン》

大陽線

ヒゲのない縦長の陽線は大陽線。買いの勢いが強く激しい上昇トレンドのサインです。

トンカチ

長い上ヒゲと短い実体部で形成され、下ヒゲがほぼない形。下降トレンドへの転換が示唆。

《売りサイン》

大陰線

ヒゲのない縦長の陰線は大陰線。売りの勢いが強く下降トレンドのサインです。

カラカサ

始値から大きく下落したあと、上昇したことを表します。上昇トレンドへの転換を示唆。

《様子見サイン》

★コマ足

始値と終値が似たような価格水準にあることを表します。様子見姿勢のサインです。

安値圏でカラカサが発生していたら株価上昇に期待!

和島 英樹 経済ジャーナリスト

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