この洋服は残す?捨てる?→値段でも流行でもない、整理整頓がはかどる「たったひとつ」の判断基準【整理収納アドバイザーが解説】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年5月16日 13時0分
![この洋服は残す?捨てる?→値段でも流行でもない、整理整頓がはかどる「たったひとつ」の判断基準【整理収納アドバイザーが解説】](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/goldonline/goldonline_60205_0-small.jpg)
(※写真はイメージです/PIXTA)
ギチギチに服が詰まったクローゼット。どこになにが入っているかわからず、着たい服がみつからない……整理収納アドバイザーのみや氏も、かつてはそのような悩みを抱えていたといいます。では、いったいどうやってそのような状況から抜け出せたのか。みや氏の著書『イツカを手放してイマを身軽に生きる方法』(エムディエヌコーポレーション)から、服を減らす際の「最優先事項」をみていきましょう。
本格的な片づけを「クローゼット」から始めたわけ
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本格的な片づけの手はじめは、自分の「クローゼット」でした。
子どものものや夫のものは、所有者本人でないと必要なものなのかがわかりません。その点、自分のものだったら、当然自分で判断できるのでスムーズですよね。
それから、「使っているもの」を残し、そうでないものを「手放す」わけですが、その判断も洋服が一番しやすいと思います。そういった理由で、クローゼットからスタートを切りました。
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数はあっても、着ていない服ばかり!
膨大な量の服が詰まっていた、4年前のクローゼット。[写真1]と、同じクローゼットとは信じがたいですよね。この頃は、服はもちろん、バッグも小物も、無造作に突っ込んだ状態。1つ服を取り出せば、他の服もバラバラと散らばって、もううんざりでした…。どこに何があるか、どんな服があったかも把握できていなかったので、いつも「着る服がない」と言っていました。
[写真2]が4年前の私のクローゼット。ご覧の通り、夏物も冬物も一緒くた。どこに何があるのやら、まったくわかりません…。
結婚時に持ってくることをあきらめて、実家に置いてきた服もたくさんありますが、基本は手放すことをしていないので、20代前半、つまり20年近く前に購入した服もたくさん詰まっていました。写真はいまの家のクローゼットですが、ここに住む前は賃貸アパートを何軒か転々と。その頃のクローゼットも当然、同じような状態でしたが、さらに部屋の中には服をかけるラックもあったし、収納ケースもたくさん積み上がっていました。その中も、もちろんパンパンです。
そして、こんなにも服があふれ返っているのに、私が口にするのはいつも、「着る服がない」。おまけに、クローゼットを開けるのもイヤ。自分でお金を出して買った服なのに、見るのもうんざり。だから、また新しい服を買って増えていく…。それが、服があふれ返っていくカラクリでした。
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値段や流行ではなく…「自分が本当に着たいかどうか」を最優先に
多いときでは、月8万円くらい。「服を買わない月はない」というくらい、毎月服を買っていたあの頃。いつも「着る服がない」と思っていた私は、常に「買わなきゃ」という衝動や焦りがあったのだと思います。
いまの手持ちにはファストファッションの服も多いのですが、特に価格に縛られているわけではありません。でも、当時は「安い服は恥ずかしい」という思いがあったのだと思います。だから、買いものに行くのは百貨店やセレクトショップ。ファストファッションのように「お手頃」なお店には自分の服を買いに行きませんでした。
その頃、夫には「似合っていない気がするよ」「本当に、着たい服?」そんな問いかけをされたこともよくありました。夫いわく「好きな服を買っていない」ように見えたそうです。
振り返ってみれば、当時の私は「自分に似合うかどうか」とか「自分らしいか」ということはどうでもよかったように思います。服のデザインやテイストは「流行だから」で選んでいたし、それよりも、着る服がないから「買わなくちゃ」という衝動がとにかく強かったんじゃないかな。だから、とにかく買う、とりあえず買う。そんな日々だったと思います。
服を減らすときも、「自分が本当に着たいかどうか」を第一に考えたんです。それが、高いか安いか、流行かは基準にしていません。その後、追加をするときも本当に着たい服ならば、安くても少し高価でもいいと思っています。
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みや 整理収納アドバイザー
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