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ビジネスが成功している「億万長者」に共通する「たった一つの特徴」

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年5月23日 8時15分

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(※写真はイメージです/PIXTA)

みなさんは億万長者と言ったら、どんな人物像を思い浮かべますか? お金に対する嗅覚、人が思いつかないアイデアの発想力、万人を平伏させるようなカリスマ性……。実は、そういった能力の特殊性以上に、億万長者に共通していたのは、誰しもにとって再現性のある、日々の行動の微差なのです。本記事では、『となりの億万長者が17時になったらやっていること』(PHP研究所)から一部抜粋・編集して、著者で実業家の嶋村吉洋氏が、その共通点を詳しく解説します。

「億万長者」に共通する「たった一つの特徴」

16歳のころから、億万長者と呼ばれる人たちと接してわかったことがあります。彼らの一番の特徴として挙げられることは、「微差にこだわる」ということです。

具体的に、その差はどんな行動に表れるのでしょう?

・約束の時間ギリギリではなく、最低でも30分前に到着する

・自分が他人にしてほしいことを、まず自分が行なう

・どれだけ忙しくても適度な運動をする

・無駄なサブスクリプションなどがないか見直し、極限まで固定費を削る

・毎日短時間でも読書をする

・毎日親に感謝の連絡をする

・自分から気持ちの良い挨拶をする

・思いついたことは、その場でやるか、すぐにタスク化する

・何時に寝ても、毎日同じ時間に起きる

・可能なかぎり、アナログでコミュニケーションをとる

・きちんと謝る

・あるべき物があるべき所に必要なだけある状態を保つ

ほかにもあります。

・必ず「沸点」を超える仕事をする

・トイレを使用した後は、必ず軽く掃除する

・何かをもらったり、恩を受けたら、後日お会いする際に具体的にお礼を伝える、またその関係者の方に嬉しかったこととして伝える

・1つ買ったり手に入れたら、同じ目的のものを1つ捨てる

・次の人が使いやすいように、その場を去るときは現状復帰以上に整える

たとえば、これらのことですが、すべて「やったほうが良いこと」でありながら、実際にやっている人は少ないのではないでしょうか。

ちょっとした微差が大差を作る

「本を書く」ということを考えてみてください。素人(しろうと)にはとてもできない。大変な仕事のように思えます。でも、「毎日1ページの文章を書く」と言えば、さほど難しいことには感じませんね。

この1ページの文章、1週間や2週間では、7ページとか14ページの文章にしかならず、ただのメモ程度の中身です。でも、1年365日、毎日1ページずつ書き続ければ、随分と厚い内容になります。

「自分も本を書けるかも」。そう思えてきませんか? もっとも、365ページの文章を書いたとして、中身がそれで保証されるわけではありません。ネガティブなことを毎日書けば、ネガティブな内容の本になるし、ポジティブなことを毎日書けばポジティブな内容の本になります。

ここでお伝えしたいのは、毎日の微差は時間が経つにつれて大差となり、人生に違いを作るということです。

「お金持ち1万2,000人」の出した答え

レスポンスの早さとか、ビジネスマナーとか、微差にこだわるとか、まずは「当たり前のことを当たり前にやる」ということを述べましたが、「億万長者になるような人には、もっと人一倍優れた特殊な能力が備わっているのではないか」と想像する人も多いでしょう。お金に対する嗅覚とか、人が思いつかないアイデアをひらめく発想力とか、あるいは万人を平伏させるようなカリスマ性とか……。

イマイチ納得できない皆さんには、有名な自己啓発の作家である本田健さんが、1万2,000人の高額納税者にアンケートをとって書き上げた『普通の人がこうして億万長者になった』(講談社α文庫)という本を紹介しましょう。それによると億万長者の人生には、次の10の特徴があることが多いそうです

1万2,000人の高額納税者アンケートで分かった<10の特徴>

①好きなこと、得意なこと、喜ばれることを仕事にしている

誠実なこと、健康なこと

運が良いこと

危機を乗り越える力があること

人に応援されること

メンターがいること

パートナーと良い関係を持っていること

子供の教育を独特に考えていること

長期的な視野を持つこと

決断を上手にすること

①の「好きなことを仕事にする」の次に、真っ先に挙げられているのが、やはり「誠実であること」で、それは決断力や先見性よりも、ずっと大切になっているわけです。

どうしてかと言えば、それはコミュニティ運営の根幹に関わることだからだと思います。先に述べたように、商売で成功するには、何万、何千ではなく、ほんの数十人の仲間を集めることからスタートするだけでいいのです。そんな仲間に、あなたならどんな人を選ぶでしょうか?

これは「ご近所のコミュニティ」を考えてみればいいのです。どんなに社会的な地位のある人でも、愛想が悪くトゲトゲしい人だったら、近所付き合いどころか、そもそも話しかけられることすらないでしょう。

頭がよく能力はありそうでも、信頼できない人であれば心を許すことはできません。そんな人が近所にいて、あなたの家に現金1億円があったとしたら、「絶対にあの人にはバレてはいけない」とビクビクし、警備会社と契約するなどしてセキュリティレベルを上げるかもしれません。

でも、近所が信頼できる人だらけだったら、そんな必要はないのです。古き良き田舎の村ではありませんが、家のカギをかけずに安心して出かけられるような状況だってありうるわけです。

もうお気づきでしょうが、信頼関係がないとコストがかかります。逆に言うと、信頼関係があるとコストが低くなります。たとえば、信頼関係がある仲間ならば、一緒に仕事をする際に、相手のことや相手の会社について、いちいち調べるお金や時間をかける必要がないですし、自宅に鍵をかける必要すらないかもしれません。

このように、「能力が高いこと」よりも、「人から信頼されること」のほうが、仲間として大事にされやすくなるのです。結果、信頼される人は、お金が入ってくるような幸運に恵まれやすくなります。「誠実なこと」が「運が良いこと」につながると、億万長者の人たちは考えている。非常に興味深いですね。

嶋村 吉洋

実業家。投資家。映画プロデューサー

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