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なぜ「本物のお金持ち」はホームパーティーをしたがるのか「富の見せびらかし」ではない、納得のワケ【有名実業家が解説】

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年7月4日 8時15分

なぜ「本物のお金持ち」はホームパーティーをしたがるのか「富の見せびらかし」ではない、納得のワケ【有名実業家が解説】

(※写真はイメージです/PIXTA)

10代で起業し、これまで1,500名以上の実業家たちと仕事をしてきた嶋村吉洋氏が「本物のお金持ち」の特徴や習性を紹介する本連載。本記事では「お金持ちは17時になったら何をやっているのか?」「お金もちはなぜホームパーティ―をしたがるのか?」について詳しく解説します。

「リアル会議」にあって「オンライン会議」にないもの

多くの幸せな億万長者が、17時から勉強会やセミナーに参加をしています不思議なもので、彼らはときに講師よりずっと金銭レベルで成功しているにもかかわらず、たとえば投資であったり、あるいはビジネススキルを学ぶ場にやってきます。

「地下鉄に乗ってオフィスに出勤する人が、ロールスロイスに乗ってオフィスに来る客に投資を教える」こういうことが、世界中であるわけです。でも、幸せな億万長者からすれば、勉強会に行くのは、単に「学ぶ」という目的だけではないのです。集まっている人々と会話をし、今のビジネス現場で動いている「生の情報」をたくさんキャッチしたいのです。

ただ、多くの勉強会がオンラインでも受けられる現在ですが、彼らがZoomなどで行なわれる会に積極的に参加することは、減っているように感じます。なぜならオンラインになると、情報交換の機会が非常に制限されてしまうからです。

それは私もコミュニティ内の連絡上、オンライン会議を多く経験していますから、よくわかります。たとえばリアルで集まった人々が、「ロ」の字になって、どこかで会議をしていたとしましょう。そんな中で、私と誰かが何らかのやりとりをしている。あなたはその話にあまり興味がなく、ヒマだなと思って、たまたま隣にいたAさんに小さな声で話しかけるのです。

「ちょっと今、いい?久しぶりだね。最近、何やっているの?」Aさんも、あまり私と誰かのやりとりに興味がないから、こっそり、あなたの質問に応じます。「実は今、こういうことを始めていてね。興味ある人を集めているんだ」「へえ、面白そうだね。詳しく話を聞きたいな……」「いいよ、この後、時間ある?」

会社での役員会議のようにガチガチの場では、こんな雑談は起きないかもしれません。でも、上下関係のない集まりでは、こんな会話がしょっちゅう至る所で行なわれているのです。

当然ながら、幸せな億万長者の人々は、そんなチャンスを見逃しません。これと同じことをオンライン上でやろうとすると、Zoomで会議をしながら、こっちでLINE上の会議をする……といった面倒な話になります。できないことはないのですが、やる人はほとんどいませんよね。

だから「オンラインの集まり」と「リアルな集まり」は、まったく別物なのです。

「本物のお金持ち」はなぜ家でパーティーをしたがるのか?

新しいビジネスを立ち上げるたびに、必ず「場」も1つ作るそれは昔ながらのバーやカフェだったり、個性盛りだくさんの飲食店だったり、レンタルスペースだったり、あるいはシーシャバーだったりとさまざまですが、たくさんの場ができれば情報も多く集まるのです。

一番、基地として手頃かつ、身近なのは、なんといっても「自宅」でしょう。億万長者の方の自宅は、最初からそこに人を集められるような設計をしていることが多いと思います。どうしてかと言えば、そこに人を集めてホームパーティを開催するからです。それは富を見せびらかすためではなく、やはり情報を集めるために行なわれます。

でも、これは億万長者のみの特権ではありません。家賃の安いアパートでも良い。ある程度の広さがあり、部屋をきれいにし、食事などを用意すれば、そこに人を集めることができます。

逆に都会の一等地で、いくらお洒落な場所であっても、人を呼べる場でないと基地にはなりません。そのスペースをどう使えば、そこに人が来て、情報が集まるのか? それが幸せな億万長者の発想なのです。

夢を実現するためにやるべき「3つのこと」

もちろん人が大勢集まり、アイデアをたくさん出し合ったところで、プロジェクトが必ず動き出すわけではありません。プロジェクトが動き出すには、具体的な目標と計画が必要になります。そうでなければ誰も労力や時間をそこに注ごうとしませんし、お金を投資するのであればなおさらでしょう。

たとえば私は、宇宙ビジネスにも投資しています。その理由は「モテますよ」とそそのかされたことがきっかけなのですが、実際に多額のお金がかかってくるとなると、それだけで事を進めていくわけにはいきません。

宇宙を舞台にして、どういうふうに会社に売上と利益をもたらすのか? 宇宙プロジェクトを通じて、どのように世の中のお役に立つのか?

・法務

・ビジネスモデル

・ファイナンス

これら3点をクリアしないと、誰も投資することができないわけです。アイデアを持ちかける人間は、これらがクリアされていることを、必死の覚悟でもって周りの人間に説明しなければなりません。

また、強いチームを作るには、目標設定が必要です。ただ、目標があればいい、というわけではありません。商売の世界は、結果がすべてですし、現実的にうまくいくかどうかを厳しく見られます。億万長者のようにレベルが高い人ほど、夢にばかり投資するわけではないのです。

「実現可能な目標」「緻密な計画」がプロジェクトを巨大にする

たとえば会社員だったら、「何かをやります」とプロジェクトを立ち上げ、これが仮に未達だったとしても、「こらっ!」と、怒られて済む話かもしれません。しかし投資家や商売人の場合、未達はマーケットでの死を意味することだってあるのです。特に日本はその傾向が強いように感じます。

そんなリスクを考慮した投資家、商売人、億万長者の計画は非常に緻密(ちみつ)で、考え抜かれていることが多いです。東京駅から新宿駅へ行くときに、紙でできた世界地図を渡されても、まったく意味を成しません。それってほとんど嫌がらせですよね(笑)。

しかし、仕事ができない人の計画はいつもそんなレベルです。プロジェクトを立ち上げるためには、実現可能な目標と、考え抜かれた計画が必要です。単に夢を語るだけでなく、何よりも結果・成果にこだわる人が、そのプロジェクトを巨大にするのです。

嶋村 吉洋

実業家。投資家。映画プロデューサー

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