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すまない!「月収45万円」42歳サラリーマン夫、帰宅早々、妻に土下座…涙ながらに語った「懺悔理由」に衝撃

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年5月28日 5時15分

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学校を卒業し、初めて就職した会社に定年まで働き続けることが、むしろ珍しい時代。転職理由はさまざまですが、なかには涙ながらに語るような驚きのものも。みていきましょう。

2人の受験生を抱える「サラリーマン家庭」…ある夜、夫が突然

今年に入り、ひとつ年下の夫の様子が少しおかしかったという43歳女性。ただちょっとした違和感の理由が分からずもやもやしているなか、突然、その日は起きたといいます。

ある夜、夫はいつも通りの時間に帰宅。玄関のチャイムが鳴り、女性が鍵を開けます。

――OO(長男の名前)とXX(次男の名前)は塾?

――そうよ

そんないつも通りのやり取り。しかし突然、夫は女性に対して土下座。「えっ!?」と、あまりの衝撃に言葉を失ったという女性。続けて夫は涙ながらに言います。

――すまない、会社をやめさせてくれ!

――ふたりとも中学受験を控えているのに……本当にごめん

そういったあとの夫は、何を言っているか分からないほどの涙声に。落ち着かせて話を聞いていくと、

――上司のパワハラがヒドイ

――耐えきれず、会社に相談したが何も変わらず

――もう辞めるしか方法はない

現在の上司が夫の部署に異動してきたのは半年ほど前のこと。異動当初から、何かとものを言いやすい(雰囲気の)夫に対して、事あるごとに言葉での攻撃があったとか。夫の訴えに対して人事部が聞き取りをするなどして対応してくれたが、社内のパワハラ規定が曖昧で何も変わらず。そのことがきっかけでさらに風当たりはひどくなったとか。それでも耐えてきたのは、来年中学受験本番を迎える長男と、その翌年に中学受験を控える次男の存在。

――これから色々とお金がかかるから……仕事を辞めるわけにはいかないだろ

ここまで耐えてきた夫を思い、女性も涙が出てきたとか。翌日、夫を連れて心療内科へ。軽いうつ状態と診断されましたが、夫をこのまま働かせるのは危険だと判断した女性。「家族のためにも会社をやめて」と伝えたといいます。

株式会社ワークポートが全国の20代~40代の男女を対象に行った『パワハラ被害の実態についてのアンケート調査』によると、「現在の勤務先(または直近の勤務先)で、パワハラを受けたことがあるか」の問いに対して、実に65.5%が「ある」と回答」。その内容を聞いてみると、最多は「暴言・侮辱(言葉の攻撃)」で78.5%でした。また「パワハラを受けたときどうしたか」の問いに対しては、「誰にも相談せず我慢」が最多で46.4%。一方で、ほかは上司や家族・友人、同僚などに相談をしています。しかし「パワハラ対処後」について聞いたところ、「解決しなかった」が59.1%、「誰にも相談せずに我慢した」が28.9%。結局「解決した」はわずか12.0%でした。

【受けたことのあるパワハラ…上位7】

1位「暴言・侮辱(言葉の攻撃」78.5%

2位「能力の過小評価・成果を認めない」44.3%

3位「過剰・過酷な業務の強制」:37.2%

4位「無視・仲間外れ」31.2%

5位「業務をさせない・与えない」26.6%

6位「労働者の権利侵害」25.6%

7位「プライベートの介入」25.2%

※複数回答

さらに「勤務先(または直近の勤務先)でパワハラ防止に関する取り組みが行われているか」と聞いたところ、「はい」は44.3%。半数以下となりました。

このようにみていくと、「いまどきパワハラなんて……昭和か!」と言われることもありますが、程度の差はあれど、いまだにパワハラで悩んでいる人は多いことが分かります。

転職を機に4割弱が「給与アップ」、3割強が「給与ダウン」

女性の後日談。結局、女性の夫は会社を退職。しばらく休養し、新しい会社で頑張っているといいます。転職によって、給与は月45万円→35万円と、3割ほどダウン。そこで給与の減少分をカバーしようと、女性も正社員に復帰し、夫婦2人で、子供の中学受験への挑戦を支えたとか(長男は今春、無事志望校に合格。残るは次男のみ)。

厚生労働省『令和5年上半期雇用動向調査』によると、転職によって給与が増加したのは38.6%。1割以上の増加は27.2%でした。一方で転職により給与が減少したのは33.2%で、1割以上の減少は25.8%でした。また年齢別に見ていくと、転職による給与アップは年齢が上がるにつれて減少傾向にあることが分かります。一方で「転職による給与減」の割合は30代後半をピークにした減少するも、定年間近の50代後半では再び上昇します。

【年齢別「転職による給与増減」の割合】

20代前半:54.0%/23.0%

20代後半:.3%47.7%/19

30代前半:47.4%/22.3%

30代後半:40.8%/32.6%

40代前半:43.9%/31.4%

40代後半:38.0%/26.1%

50代前半:25.3%/28.1%

50代後半:30.2%/35.8%

いずれにせよ、給与増を目指して転職を試みるケース(実際に給与増を実現する)は多いものの、転職によって給与減になるケースも珍しくはないのが実情。しかし、女性の夫のように、給与減以上に得られるものが大きい場合も少なくはなく、単に給与の増減だけで「転職の成否」を図れるものではないようです。

[参考資料]

株式会社ワークポート『パワハラ被害の実態についてのアンケート調査』

厚生労働省『令和5年上半期雇用動向調査』

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