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温泉博士も絶賛する〈ハイレベルな泉質〉…絶景風呂の宝庫「熊本」で出会う“源泉かけ流し”の秘湯7選

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年8月7日 16時0分

温泉博士も絶賛する〈ハイレベルな泉質〉…絶景風呂の宝庫「熊本」で出会う“源泉かけ流し”の秘湯7選

(※写真はイメージです/PIXTA)

海や山の大自然を堪能できる絶景温泉の宝庫であり、有名温泉から秘湯まで、バラエティ豊かな「温泉天国」熊本。なかでも、温泉博士であり弁護士である小林裕彦氏が絶賛する7つの秘湯を、著書『温泉博士×弁護士が厳選、とっておきの源泉かけ流し325湯』(合同フォレスト)から紹介します。

【こちらもオススメ↓】 風光明媚な混浴露天風呂に“日本一の素泊まり旅館”まで…〈東海地方〉で出会う、歴史のロマン香る「源泉かけ流し」7選【温泉博士がおすすめ】

星空に滝…熊本はハイレベルな絶景温泉の宝庫

1.山鹿温泉 新青山荘

全国さまざまな温泉に行くと、少々のことでは驚かなくなるのですが、ここに初めて来た時は「おおーっ!」と叫びそうになりました。写真からは分かりにくいかもしれませんが、ここまでやるかとばかり、ゴゴーッと源泉が大量にかけ流されています。とてもびっくりしました。

山鹿温泉はもともと湯量の多い場所ですが、それでもこれくらいアルカリ性単純泉が大量にかけ流されている所はありません。気泡が大量に含まれて、山鹿温泉特有のつるつる感がさらにパワーアップしている感じです。

建物は一見ビジネスホテル風ですが、泉質の良さと湯量の多さが素晴らしい。

2.はげの湯温泉 湯宿 小国のオーベルジュ わいた館

以前はわいた山荘という名前でしたが、経営者が変わって少しおしゃれになりました。

はげの湯温泉は、至る所で湯煙が上がっている温泉力の強いエリアです。ナトリウム-塩化物泉ですが、メタケイ酸を多く含んでいるので、このようなきれいな青色になります。

「天空の湯」という露天風呂は旅館の屋上にあり、夜は星がきれいです。また、ライトに照らされて揺れる竹林が幻想的な「竹林の湯」も、実に絵になります。これらの露天風呂以外にも、内湯一つと混浴露天風呂と半露天風呂があり、レベルの高い源泉をとことん楽しむことができます。

メタケイ酸が多いので、肌がつるつるすべすべになります。

3.山川温泉 旅館山林閣

わいた温泉郷の近くにあります。この辺りは、本当に温泉力の強いエリアです。滝を眺めながらの露天風呂がいいでしょう。青光りした硫黄泉が、かけ流されています。

露天風呂の浴槽は2段階になっています。とにかく硫黄の濃度が濃くて、香りもすごい。とろみがあって、湯の花も舞っています。滝のマイナスイオンと硫黄臭のコラボは、おそらくここだけだと思います。

以前、ある社長ご夫妻と一緒に宿泊したことがあります。この旅館の売りは、熊本県なのにカニ料理。北海道から仕入れるそうです。ご夫妻は、あまりの意外さに目が点になっていました(^^)。

川にせり出す露天風呂、立ち湯…個性豊かな秘湯がズラリ

4.湯の児温泉 松原荘

温泉地の一番奥にあります。松原荘の自家源泉は、同じ温泉地の他の旅館よりも少し濃い感じがします。ナトリウム-塩化物泉です。少し緑がかっていて、硫黄臭がします。浸かると、塩化物泉らしく肌がしっとりします。少しとろみのある源泉が、ガスと一緒にボコボコと注入されています。

熱くもぬるくもない適温です。べたつき感は少ないです。源泉かけ流しの多い湯の児温泉の中でも、泉質の良い自家源泉です。温泉地で自家源泉を持っている旅館には、品質の良い源泉をかけ流しているところがあります。それを見つけるのも温泉巡りの楽しみの一つです。

5.湯の鶴温泉 湯宿 鶴水荘

アルカリ性単純泉です。少し硫黄臭がします。しっとりして、じわーっとくる感じの泉質です。循環風呂では、決して味わえない感触です。

水俣市の山あいの、のどかな郷愁漂う温泉地です。どこか懐かしい感じがして、本当に癒やされます。温泉だけでなく、土地の雰囲気も楽しめます。旅館が数軒と共同湯が1軒あり、いずれも源泉かけ流しです。

「川ん湯」と名付けられた露天風呂が素晴らしい。写真では少し分かりにくいですが、実際はもっと川にせり出しています。川に落ちそうな感じです。

こぢんまりとした旅館ですが、浴槽は多いです。

6.黒川温泉 旅館こうの湯

黒川温泉にある、ふもと旅館と同じ系列で、宿泊客は両方の温泉を利用できます。

ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉です。少し緑色がかった感じのマイルドな泉質です。

ここの売りは、なんといっても写真の「立ち湯」です。日本一深いです。深さが162センチメートルもあり、背の低い人は完全に溺れます(^^)。浴槽にかけている木につかまって入る人もいます。体が浮いて、実に気持ち良い。

こういった個性のある浴槽を、おかしな規制でなくしてもらいたくないです。温泉に関する「規制緩和」が必要です。温泉は泉質の個性が重要ですが、浴槽の多様性や個性もそれに劣らず重要です。

7.天草下田温泉 望洋閣

ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉です。浸かると、つるつる感のあるやわらかい泉質です。火山性の温泉ではなく、太古の時代に川の水が天草陶石層に浸透して温められたそうです。

浴室のステンドグラスがきれいです。

天草下田温泉は何軒か旅館、ホテルがありますが、ここ以外にも源泉かけ流しがあります。

この宿は夕日を売りにしているので、夕日が沈む時間になると館内放送があり、宿泊客は夕日の見えるスポットに集まります。東シナ海に沈む夕日は、息をのむくらい荘厳です。思わずビートルズの“A Day in the Life”を口ずさんでしまいました。

小林 裕彦 小林裕彦法律事務所 代表弁護士  

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