「年齢不詳な美しい人を増やしたい!」人生最大の転機は55歳のときに起こった〈東日本大震災〉…ヘアメイク歴40年のスキルを活かして働き続ける60歳女性【60歳からの生き方図鑑】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年7月5日 12時15分
![「年齢不詳な美しい人を増やしたい!」人生最大の転機は55歳のときに起こった〈東日本大震災〉…ヘアメイク歴40年のスキルを活かして働き続ける60歳女性【60歳からの生き方図鑑】](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/goldonline/goldonline_60853_0-small.jpg)
扶桑社提供
60歳でモデルデビュー、73歳で自分のお店を持つ、62歳で人生のパートナーに出会う……など、自分らしい生き方をしている60歳以上の女性51人をインタビューした『60歳からの生き方図鑑 いくつになっても「今がしあわせ」と言える女性でありたい』(百田なつき編著・グラフィック社)。本書の中から、「自分らしく生きている女性」を一部抜粋・編集してご紹介します。第4回目は、25年間夫婦で美容室を経営しており、副業でトータルビューテイコンサルタントとしても活動中の、望月みわこさんにスポットを当てます。
<Profile>望月みわこさん 年齢 60歳 出身地 東京都 住んでいるエリア 東京都 同居家族 夫、息子 子ども 息子1人 持ち家か賃貸か 持ち家 お仕事・職業 美容室経営、美容家 年金受給 なしはじめに
――まず、かんたんにあなたについて教えてください。
夫とともに25年間、美容室を経営しています。
20代は化粧品の美容部員をしたり、ニューヨークでヘアメイクアシスタントの経験をしたり、美容学校に通ったり、美容師の資格取得したりと、自分のやりたいことにどんどん挑戦していました。33歳で結婚し、美容師の夫と夫の実家の近くで美容室を開業しました。
街の美容室として、夫と二人三脚でやってきたのですが、2011年の東日本大震災の後、美容室が経営難に陥り、55歳のときにフリーでキャバクラで働く女性などに、ナイトヘアのヘアメイクを始めました。
これをきっかけにどんどんフリーで活動することに。現在は、副業として美容歴40年のスキルを活かしてトータルビューテイコンサルタントとして、対面、オンラインサロンなどで活動しています。
<My History> 18歳 高校卒業後化粧品メーカーに5年間勤務 23歳 渡米して半年間N.Y でヘアメイクのアシスタントを経験 24歳 帰国後、資生堂美容学校に入学し美容師免許を取得 25歳 美容サロン勤務 33歳 結婚し、美容サロンを退職。夫とともに美容室を立ち上げる 38歳 長男出産 55歳 ナイトメイクを始める 59歳 大人のための美容についてオンラインサロンを開設「美容」に関わることをしている時間が一番楽しい
――現在のあなたについて詳しく教えてください。
週5日で美容室にだいたい9時から19時の間、勤務しています。コロナ禍も落ち着きお客様が戻ってきて、経営もようやく安定ベースに。地元のお客様が中心なので、慣れた自分たちのペースで仕事しています。
趣味は仕事。美容に関することをしているのが一番楽しいので、仕事と趣味の境目がないと思います。
リフレッシュに一人で車に乗って出かけるのも好きです。日課は、毎朝家の屋上に出て、空を仰ぎながら、その日のことを整理することです。アクティブに動くのは好きだけど、最近は自分のことを内省する、そういった時間を愛おしく思っています。
59歳から、人生100年時代に備えて「世の中にもっと年齢不詳な美しい人を増やしたい」 と思い始めました。
「きちんとケアすることで今からでもきれいになれる」ことを伝えたくて大人の肌のためのスキンケア、メイクアップのアップデートを対面やオンラインサロンで紹介しています。
![](https://ggo.ismcdn.jp/mwimgs/4/f/800m/img_4f93574de3289a83b9c0d0ab855701261027645.jpg)
ナイトヘアのヘアメイクを経験したことが副業の基盤に
――人生最大の転機を教えてください。
55歳のときに起こった東日本大震災が転機です。震災をきっかけに、世の中の自粛が始まりました。地元のお客様も美容室に通うのを控えるようになって……。
美容室は他の業体と違い、顧客が減って売り上げが下がっても給付金などはありませんでした。家のローンや店の改装費などのローンが残っていたので、経済的に苦しくなって……。外で稼ぐしかなかったのです。
知り合いに紹介してもらって自営の美容室が終わってからナイトクラブやキャバクラで働く女性のためのナイトヘアのヘアメイクの仕事を始めることにしました。はじめはドキドキしながら仕事していましたが、やっていると楽しくなり、やりがいを感じるようになりました。
それまでは自宅と美容室と行動範囲が狭かったのですが、この仕事を通して、外でもやっていけるという自信に繋がりました。
ナイトヘアのヘアメイクの仕事をしたことが今、力を入れ始めた大人のためのメイクレッスンなどの副業を始めるきっかけになった大きな転機だと思います。
お金のことよりも気をつかうべきは“健康面”
――日々のお金のやりくりについて教えてください。
まだ働いているので、仕事から得た売上で生活しています。
60歳になってからと、今までで大きく変わったことはありませんが、付き合いだけであまり楽しめない飲み会などは、遠慮するようになりました。ストレスにもなりますしね。
65歳になると年金がもらえるのがちょっと楽しみです。老後のお金に不安がないと言えばウソになりますが、不安がっても仕方ないと思っています。お金を稼ぐには健康でないといけないので、お金のことより健康に気をつかうべきだと思っています。
「年齢不詳の人を世の中に増やす」ために情報発信中
――夢や目標を教えてください。
人生の最終章に今までとは違う自分を演出してみたいと思っています。違う生き方をしてもいいんじゃないかと考えて、オンラインサロンやSNSでの発信を始めています。
私は美容家なので、〝年齢不詳の人を世の中に増やす〞が目標です!
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