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悔やんでます…「月収43万円」44歳のサラリーマン夫、5年前、キャリア妻に言ってしまった〈取り返しのつかないひと言〉

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年6月5日 7時15分

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夫婦といっても、常に同じ方向を向いているとは限りません。まったく別の方向を向いて、その違いが取り返しのつかない事態になることも珍しくないでしょう。5年前、妻に取り返しのつかないことを言ったと後悔する男性。そのひと言とは?

妻「私、生みたいと言ったよね」に、「よく覚えていない」と首を傾げる夫

――どうして、こんなことになってしまったのか……悔やんでいます

――時を戻せるなら、5年前に戻りたい

後悔を念を投稿した44歳の男性。後悔の原因は、5歳下の妻。ふたりの出会いは10年ほど前。当時、2人とも大手企業に勤めていましたが、妻が男性の所属する部署に異動してくるまでは、まったく接点がなかったといいます。

同じ部署になってからも、しばらくは先輩と後輩という間柄でしたが、ほどなくして交際に発展。結婚をしたのは、いまから8年ほど前のことだといいます。

妻は結婚後もそのままキャリアを積んでいくことを選択しましたが、夫である男性は結婚を機に転職を決意します。「理解のある職場でしたが、社内結婚だと少々気まずいというのもあり。ちょうど新天地で挑戦をしてみたいとも思っていたので」と男性。転職したのは、それまでの大企業のひと回りも下回りも小さな中小企業。給与もダウンしたといいます。しかし転職して7年ほど。がむしゃらに頑張り、いまでは大手企業の給与に肩を並べたと自負しているといいます。

厚生労働省『令和5年賃金構造基本統計調査』によると、大企業(従業員規模1,000人以上)勤務44歳サラリーマンの給与は月収で42.9万円、年収で748.9万円。一方で中小企業(従業員10~99人)の平均給与は月収で33.7万円、年収で518.4万円。月収で10万円ほど、年収で200万円以上の差が生じています。しかし、その差を縮めて「大企業並みの給与」を手にしているというのですから、男性の頑張りは素晴らしいのひと言。

――これでやっとひと息つける

そう思ったと男性。そして妻に「そろそろ俺たち、子どもについて考えてみないか」と話したところ、思ってもないひと言が返ってきたといいます。

――絶対いや。私、あのとき(子どもを)生みたいって言ったよね

妻の強い拒否反応に、思わず呆然としてしてしまったといいます。

――(あのとき……いつだ?)

転職先の中小企業で奮闘する夫(39歳)、そろそろ子どもが欲しい妻(34歳)

話をしていくと、妻のいう“あの時”は、5年ほど前のことだと判明。当時、妻は34歳。「焦っていた」といいます。

――ねぇ、年齢的にも私、子どもが欲しい

高齢出産は一般的に「35歳以上の女性が初めて出産すること」「経産婦が40歳以上で出産すること」とされています。妻は「あと1年で35歳。高齢になると出産リスクが高くなる……生めるものなら生みたい」と考えるようになったといいます。この時、夫である男性は

――ダメだよ。俺、いまは頑張り時なんだから、子どもなんて考えられないよ

そういって、妻の意見を却下したのだとか。当時、転職して日が浅く、実績を積み上げることで必死だったといいます。「全然覚えてない……」と男性。大きくため息をつく妻。

――別にいいの。ただ自分の都合が良くなったから、そろそろ子どもなんてふざけてる。自分の都合を押し付けないで

――5年前よりも、出産のリスクは高まっている。命がけなんだよ、出産は

――管理職になったばかりの私は、いまが頑張り時。子どもについて、とても考えることはできない

国立社会保障・人口問題研究所『第16回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)』によると、「完結出生子ども数(完結出生児数)」(=夫婦一組あたり の平均出生子ども数に相当)は2021年で1.90人。また出生過程がほぼ完結した結婚持続期間15~19年の夫婦の出生子ども数をみていくと、「0人」が7.7%、「1人」が19.7%、「2人」が50.8%、「3人」が18.6%、「4人以上」が3.2%でした。

子どもを持つ理由の最多は「子どもがいると生活が楽しく心が豊かになるから」で80.0%。「好きな人の子どもを持ちたいから」40.9%、「結婚して子どもを持つことは自然なことだから」33.8%と続きます。

また夫婦が理想の数の子どもを持たない理由として最多だったのは、「子育てや教育にお金がかかりすぎるから」52.6%。「高年齢で生むのはいやだから」40.4%と続きます。

さらに第1子誕生を機に退職したのは「2015~2019年」で23.6%。「2000~2004年」は40.3%でしたが、「2005~2009年」40.8%、「2010~2015年」31.1%と、2010年代に入ってグッと減少。出産・子育て支援を充実させる企業が増えているなか、出産で会社を辞める女性は減少傾向にあります。ただ、いまなお第1子出産を機に退職する女性は5人に1人以上いますし、出産を機にキャリアが停滞することは往々にしてあります。女性のキャリアにおいて「妊娠・出産」は、男性が思っている以上に深い問題なのです。

――5年前は自分の都合だけを考えていたが、妻の人生もしっかり考えて応えていたら……

人生を分けてしまった、不用意なひと言を後悔する男性。しっかりと妻と向き合って、今後のことを話し合っていきたいといいます。

[参考資料]

厚生労働省『令和5年賃金構造基本統計調査』

国立社会保障・人口問題研究所『第16回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)』

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