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トレードは〈事前準備〉で9割決まる!…FXで「勝てる人」「勝てない人」の決定的な違い【FX専業14年目の億トレーダーが助言】

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年7月24日 19時0分

トレードは〈事前準備〉で9割決まる!…FXで「勝てる人」「勝てない人」の決定的な違い【FX専業14年目の億トレーダーが助言】

(※写真はイメージです/PIXTA)

FX取引で「勝てるトレーダー」には、どのような特徴があるのでしょうか? 実は、エントリー前に9割の確率で勝敗が決まっている、とFX専業トレーダー歴14年目のぶせな氏は言います。ぶせな氏の著書「【究極進化版】最強のFX 1分足スキャルピング」(日本実業出版社)より、勝てるトレーダーが実践している「秘訣」を見ていきましょう。

相場の流れはすぐに変わる

億を稼いでも退場するトレーダーは山ほどいる

私は、相場の流れはおおよそ3ヵ月ごとに変わるものとして考えています。機関投資家が3ヵ月ごとに四半期決算を迎えるように、相場も3ヵ月を節目として考えています。その意味で、長い波だと上期下期に合わせ、相場の波も6ヵ月、長くなると1年というイメージです。相場の流れが変わる要因として、機関投資家のアルゴリズム取引の戦略が、決算ごとに変わることも影響しているでしょう。

ですから、トレードの損益も1年という長い期間でようやく期待値に収束しているかどうかがわかるものです。数ヵ月勝てないからといって結論を出すのではなく、長い目線で取り組むことが大切です。

トレードで勝ちはじめると、「やっと勝てるようになった、これからは安心だ」と思ってしまうものです。しかし、そのときの相場とたまたまかみ合っているだけかもしれません。数ヵ月経つと相場が変わり、損益も変動するのはすでに述べたとおりです。

一度勝ちはじめたら、「もう負けることはない」などと勘違いしてはいけません。たとえ勝ちはじめても調子に乗らず、勝てない時期に備えるようにしてください。「相場は変わるもの」「損益は時期により変動するもの」とあらかじめ頭に入れておくだけで、そうした状況になっても冷静にすごすことができます。

億を稼いでも退場するトレーダーは、山ほどいます。その要因のひとつとして相場が変わることや、負ける時期を想定していないことがあります。「自分はもう負けるはずはない」とスキルを過信し、負けを受け入れられずに損切りできず、挙句の果てにはフルレバレッジでナンピンして退場してしまうのです。こんなふうにならないよう、相場の流れは刻々と変わっていき、勝てる時期、勝てない時期があると十分理解してください。

どんな相場でも年中勝てれば理想ですが、そんな夢のようなトレードが続くことは現実にはありません。実際には、勝てる時期に大金を稼ぎ、勝てない時期にいかに負けを減らすか、ということが大事になります。

期待値に収束させるにはトレードに一貫性を持たせる

トレードにおける一貫性とは、エントリーからイグジットまで、判断が矛盾しないことです。たとえばAという判断でエントリーしたら、イグジットもAですべきです。1分足スキャルピングで、エンベロープのゾーン①とテクニカル分析のレジスタンスラインが同時にあたって、ショートエントリーをしたとします。仮に逆行したとき、本来ならすぐに損切りすべきです。しかし、「今日は上がりすぎたから、待っていれば下げてくるだろう」「ナンピンすればいずれ戻るだろう」というような考えに支配されてしまうと、エントリー時点の根拠とはまったく変わっています。

これは、損切りしたくない理由を都合よくあてはめているだけです。エントリーしたときの損切り基準は、逆行したら数pipsで損切りすることでした。実際に逆行したら損切りしなければなりません。エントリーしてから根拠をコロコロ変えるようでは一貫性がなく、期待値に収束させることはできません。

1回のトレードは瞬間ではなく一連の作業

スキャルピングは数秒から数十秒でトレードが完結します。超短期売買だからといって、判断も「その場限り」になるのではなく、「一連」の作業になります。トレードは、ポジションを持っているときだけがトレードではありません。エントリーする前の、戦略を立てるときからすでにスタートしています。そして、タイミングをはかってエントリーし、イグジットしてはじめて1回のトレードが終了します。

スキャルピングなら、エンベロープのゾーンに到達する前から、トレードははじまっているということです。ゾーン①に入ってすぐエントリーするのか、それとも節目をブレイクしそうだから様子見をするのかなど、サインが出る前からチェックすべきことはたくさんあります。サインが出たから入りました、負けました、これではいつまでたっても上手になりません。サインが出る前の分析が考慮されていないからです。

トレードは事前準備で9割決まる!

トレードはエントリー前からスタートしていて、勝敗はエントリー前に9割の確率で決まっていると私は考えています。エントリーしてからトレードがスタートするのではなく、エントリーした時点で、トレードはほとんど終わっているということです。

勝てるトレーダーは、その1回のエントリーをするために、チャート分析をして戦略を立て、自信を持って、ようやくポジションを持ちます。ポジションを取るまでに労力を割いているということです。一方、勝てないトレーダーは、エントリーするまでに労力を使わず、ロクに分析もしません。

そして、エントリーしてから右往左往し、含み損を抱えて心臓が締めつけられる思いでポジションを凝視します。こうなると、エントリーの根拠など、どうでもよくなっているでしょう。労力を使う場所を間違えています。

エントリー後に労力を使うのではなく、エントリー前にしっかり分析をして戦略を立てるようにしましょう。考え抜いたうえでエントリーするからこそ、根拠がブレず、利食いも損切りも淡々と行なえるのです。

ぶせな FX専業トレーダー

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