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多くの人が買ってから「数年後」に愕然とする…「新築マンション」、購入時には見えづらい3つの落とし穴【サラリーマン大家が解説】

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年6月29日 19時15分

多くの人が買ってから「数年後」に愕然とする…「新築マンション」、購入時には見えづらい3つの落とし穴【サラリーマン大家が解説】

中古よりも断然人気の高い「新築マンション」。購入直後には胸をときめかせていても、数年たってから誤算に気が付き、驚く人も少なくありません。本記事では、片岡忠朗氏の著書『買った後に絶対後悔しない! 金持ちマンション購入術』(ごきげんビジネス出版)より、新築マンション購入時の注意点について解説します。

新築マンションの3つの落とし穴

マンション購入を考える方たちで、まずは新築マンションから検討をしてみる方も多いのではないでしょうか。

容易に想像がつくことですが、実際に本格的にマンション購入に向けて動き出してみると、築年数以外の立地や間取りなどの条件が同じようなマンションであれば、新築と中古を比べると、新築は物件価格が高いことがすぐにわかります。

新築を購入する前に気をつけなければいけないことは、物件価格以外にも新築ならではのデメリットがあり、その落とし穴にはまらないようにしなければなりません。落とし穴は通常では気づくことが難しく、よほど注意深い方や、あらかじめその落とし穴を知っている方でないと、はまってしまいます。

このような潜在的な新築のリスクを次に3つあげてみますので、しっかりと認識して購入を検討することを心がけてください。

1.修繕積立金の落とし穴

修繕積立金は将来のための貯蓄のようなもので、マンションの建物や設備を将来にわたり維持・向上していくためには、なくてはならないものです。また、修繕積立金は、新築マンションにおいて、数年後には値上げをしなければいけないものだと認識しておく必要もあります。

残念ながら新築のときに設定されている修繕積立金の設定金額は、売主の販売戦略もあり、一般的に適正とされる金額よりも低く設定されていることがほとんどで、ある程度の値上げは覚悟しなければなりません。

もし、それを知らずに購入してしまうと、数年後に修繕積立金が何倍にも値上げされることによって、家計が圧迫されて月々の家計が火の車となるような事態にもつながりかねません。この落とし穴に、はまらないよう、くれぐれも注意することが必要です。

2.管理費の落とし穴

管理費は税金のようなもので、日頃からマンションの快適な暮らしを維持・管理していくために必要不可欠な費用となります。

そして管理費もまた、修繕積立金と同じように、新築購入してから数年後には値上げすることも想定されるため、購入前にあらかじめ認識していないと、思わぬ管理費の値上げが家計を直撃することがあります。

しかし、管理費は修繕積立金とは少し違い、管理組合の管理活動によって管理費の値上げを回避することができます。また、新築当初よりも管理費の支出をおさえることができれば、その余った管理費を修繕積立金へ振り替えることにより、修繕積立金の値上げ幅を低減できることもあります。

3.資金面以外の落とし穴

建築されてから数年経過した中古マンションと比べて、資金面以外にも新築には潜在的なリスクがあり注意が必要です。

マンション販売会社の営業マンは個人情報保護法により、他の購入者の情報を詳しく伝えることはできないので、購入時にどのような方たちがマンションに居住する予定なのか、詳しく知ることは難しいでしょう。

そのため、マンション内でのルールやマナーがどのくらい守られていくのか、管理活動への意識はどのくらいあるのかも不明なため、マンション内が早期に荒れていくリスクも考えられます。

片岡 史朗

マンションLIFEコンサルタント

※本記事は『買った後に絶対後悔しない! 金持ちマンション購入術』(ごきげんビジネス出版)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。

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