1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

SNSでは「国際ロマンス詐欺」のワードも! 大河初出演の“周明”演じる松下洸平さんに聞く

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年6月15日 13時15分

写真

NHK提供

俳優の吉高由里子さんが主演する大河ドラマ『光る君へ』(NHK総合・午後8時)が放送中です。物語は越前編に突入し、新たな登場人物も続々と登場。6月9日放送の第23回「雪の舞うころ」では、宋の見習い医師で松下洸平さんが演じる周明(ヂョウミン)とまひろが親しくなっていく模様が描かれました。周明はどこか謎めいたところがあり、第23回の終わりには不穏な動きも見せ、SNSを中心に「国際ロマンス詐欺」というワードも登場しました。大河ドラマ出演が初となる松下さんがこのほどコメントを寄せました。

「役者冥利に尽きます」大河ドラマ初出演

ーー大河ドラマ初出演ということですが、周明を演じていかがでしょうか?

松下洸平さん(以下、松下):周明は宋から訪れた見習い医師という設定ですが、セリフの半分以上が中国語だったことがびっくりしました(笑)。日本語にはない発音が多くて大変な部分もありましたが、オリジナルキャラクターである<周明>にリアリティを与えるためにも、 言語の習得が最も大切なポイントだと感じ、先生のご指導のもと準備を積み重ねました。

このような一筋縄ではいかない配役をいただけたのは役者冥利に尽きますし、いろいろな方のお力を借りて中国語での芝居もなんとか乗り越えることができて、本当に良かったなと思っています。大河ドラマ初出演で、ひとつ大きな試練を与えてくださったことに感謝しています。

ーー大河ドラマの撮影現場に参加した感想をお聞かせください。

松下:大河ドラマにはなんだか“独特の緊張感”が漂う厳しい場所というイメージを勝手に持っていましたが、主演の吉高由里子さんを筆頭にとても明るい方々に囲まれ、和気あいあいとした現場でした。以前のドラマでご一緒させていただいた俳優さんやスタッフさんとの再会もあり、あたたかい雰囲気に包まれた中で撮影に臨むことができ、とても嬉しく思いました。

「影のある人物像が少しでも伝われば」

ーー周明の人物像についてはどんなふうに思われますか?

松下:周明は対馬で生まれながら、ひとりの宋人として生きねばならない複雑な宿命を背負った青年。彼は自分の居場所や拠り所がないことに対する葛藤や苦しみをずっと抱いて、生きてきたのだと思います。日本に帰ることはできないし、けれども生粋の宋人でないことも理解しているはず。宋で優しい医師(くすし)に出会い、なんとか生きるすべは身につけましたが、自分には故郷や帰る場所がないことを心のどこかで引きずり、それに対してコンプレックスを持っているのではないかと思いました。周明が抱える葛藤や壮絶な過去、影のある人物像が少しでも伝われるといいなと思いながら、彼を演じていました。

ーー宋の商人、朱 仁聡(ヂュレンツォン)についてはいかがですか? 松下:朱仁聡は周明を医師として迎えてくれ、面倒をみてくれる“命の恩人”のような存在です。第22回の最後で周明がまひろや為時たちに日本語で話すシーンがありますが、それはある意味、周明にとっても(日本語が話せることを朱仁聡同僚の宋人など周囲に知らしめることになるため)リスクのある行動だったと思います。それでも捕らえられた朱を守りたいという強い衝動に駆られて証人を探し直訴に出るほど、とても大切で心から尊敬する人物なのだと思っています。

『光る君へ』とは?

『光る君へ』は、平安時代中期の貴族社会を舞台に、千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を書き上げた紫式部(まひろ)が主人公。のちの紫式部であるまひろが、藤原道長への思い、そして秘めた情熱とたぐいまれな想像力で「光源氏=光る君」のストーリーを紡いでゆく姿を描く。脚本を手掛けるのは、『セカンドバージン』や『知らなくていいコト』『恋する母たち』などで知られる大石静さんで、今回が2度目の大河ドラマ執筆となる。

THE GOLD 60編集部

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください