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「えっ、あの人またいつの間にか転職してる!」…なぜか転職がうまくいく人が身に付けてる〈老子の思想〉とは?

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年7月12日 12時15分

「えっ、あの人またいつの間にか転職してる!」…なぜか転職がうまくいく人が身に付けてる〈老子の思想〉とは?

(※写真はイメージです/PIXTA)

「人生のピークは18歳。東大に合格したとき」という、しんめいP。32歳で無職になり、離婚して、実家のふとんに一生入ってると思われた彼が自身の“虚無感”をなんとかしようとしてたどり着いたのが「東洋哲学」でした。そんなしんめいPによる著書『自分とか、ないから。教養としての東洋哲学』(サンクチュアリ出版)から、東洋哲学の哲学者を紹介します。第4回目は、老荘思想に登場する「道(タオ)」を活用した「転職」を成功させるコツについての考察です。

「道(タオ)」からまなぶ転職術

「婚活」とならぶ、現代社会の2大市場。「転職」市場。この本を読んでいるひとも、転職を考えている人がおおいはずだ。(と思っている)よい転職ができる方法も、「道(タオ)」の哲学から学ぶことができる。 さて、現代日本で、転職をはばむシチュエーションをあげてみよう。 「外で通用しないぞ!」

胸糞わるいな〜。

転職したいといっても、「外で通用しない」とか、いわれるあれ。いまだにけっこうあるみたい。

しかし、転職の世界にもいるはずである。すごいスキルがあるわけでもない。わかりやすい資格も特にない。

でもなんか「感じ」がいい。

「めっちゃフツーなのに、なぜかうまくいく人」。

そして、パッと会社をやめて、いつのまにか給料も環境もいいところで働いている。

あいつら、なんなんだ!?

もう答えはわかるはずだ。

やつらは、「道(タオ)」とつながっているのだ。

タオイストなのだ。

タオイストの最大の強み、それは、「死」が存在しないことである。

「堅強なる者は、死の徒なり。柔弱なる者は、生の徒なり。」

老子 「道徳経」 76章

――堅くてこわばったものは、「死」の仲間である。   柔らかく弱いものは、「生」の仲間である。

どういうことか。

「外で通用しない」というおどしがきくのは、「会社をやめたら死ぬ」という思いがあるからだ。

この場合の「死ぬ」とは、社会からの孤立。

「社会的な死」だ。

しかし、タオイストは、「会社」がフィクションであることを知っている。「社会的な死」も、「ゲームで1回死ぬ」くらいにしかおもっていないから、脅してもムダなのだ。仮に転職先がみつからなくても、生命のつながりを感じて生きてるから平気である。

そもそも、タオイストは「道(タオ)」とつながっている。

「外で通用しない」どころか、会社にいながら「外にいる」ようなものだ。

タオイストは、不死身なのだ。

不死身なひとは、強い。

べつに特別な仕事のスキルがなくても、最強である。

結果的に、仕事もうまくいくし、みんなからも好かれる。これが、「道(タオ)」のパワーを、「婚活」と「転職」にいかす方法だ。

(あくまでぼくの解釈です。)

さいごに、またひとつ老子の言葉を引用しよう。

「窪めるはすなわち盈つ。」

老子 「道徳経」 22章

――からっぽだからこそ満たされる。

からっぽだからこそ、「道(タオ)」とつながれるのだ。

老子は「ほぼ草」。

荘子は「無職」。

からっぽすぎる。

むしろ、からっぽを極めることによって、かれらは無限のパワーをつかっていたのだ。

すごいぜ、「道(タオ)」!

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