1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

新NISAの「成長投資枠」どうしてる?…ローリスク・ローリターンから、ハイリスク・ハイリターンまで、目的に合わせた活用術【FPが解説】

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年7月5日 11時15分

新NISAの「成長投資枠」どうしてる?…ローリスク・ローリターンから、ハイリスク・ハイリターンまで、目的に合わせた活用術【FPが解説】

(画像はイメージです/PIXTA)

新NISAの成長投資枠の対象商品は、つみたて投資枠と比べると幅広く、ローリスク・ローリターンから、ハイリスク・ハイリターンまで、さまざまな商品があります。活用事例とともに具体的に見ていきましょう。日本株、米国株、J-REIT等、幅広く柔軟な投資が可能です。初心者にもわかりやすい「使いこなし術」を伝授します。※本連載は、ファイナンシャル・プランナーの神戸孝氏監修『ここで差がつく! 新NISA 徹底活用術』(インプレス)より一部を抜粋・再編集したものです。

成長投資枠では、豊富なジャンルの投信を購入可能!

成長投資枠の投資信託にも対象要件があり、長期の資産形成に不向きと考えられる一部の投資信託は対象外です。

除外されるのは「信託期間20年未満の投資信託」「毎月分配型の投資信託」「デリバティブ取引を用いた一定の投資信託」の3つ。例えば、株価指数の短期の値動きを利用して利益を狙う「ブル型」「ベア型」の投資信託は「デリバティブ取引を用いた一定の投資信託」とみなされ、成長投資枠で購入できません。

とはいえ、成長投資枠の対象商品はつみたて投資枠と比べて幅広く、安定型のローリスク・ローリターンな国内債券型から、積極型のハイリスク・ハイリターンなテーマ型まで、さまざまな商品を購入できます。

成長投資枠は積極派が利用するイメージがありますが、実際のところは安定型の商品も多く、さまざまな用途に活用できます。

◆「成長投資枠の投資信託にも条件あり

 長期の資産形成に向かない商品は対象から除外されている 

成長投資枠の対象となる投資信託にも要件があり、長期の資産形成に不向きと考えられる投資信託は除外されます。具体的には、信託期間20年未満、毎月分配型、デリバティブ取引を用いたブル型・ベア型などの投資信託は対象外です。

ざっくりどんな分類があるの?

 成長投資枠では安定型のローリスクな商品も選べる 

成長投資枠の対象商品は、下記の図表2のように安定・リスクあり・積極の3タイプに分類できます。成長投資枠は積極派が活用するイメージもありますが、つみたて投資枠の対象商品よりもローリスクな国内債券型投信なども選択できます。

自分の投資方針に応じて活用方法も変わる!

成長投資枠の活用方法には、投資方針に応じて主に3パターンがあります。

まず、1つ目の活用方法は「つみたて投資枠と同じ銘柄の投資信託を積み立てる」というパターン。つみたて投資枠の年間投資上限額である120万円以上を積み立てたい場合には、このパターンを選択するとよいでしょう。

2つ目が「つみたて投資枠対象外の投資信託を積み立てる」というパターン。多少リスクを取っても値上がりが期待できる商品で積極的に運用したい人におすすめしたい活用方法です。つみたて投資枠では対象外となっている値動きの激しいアクティブ型などに投資をすることで、より大きなリターンを狙うことができます。

最後に、個別銘柄への投資にも挑戦してみたいという人は、3つ目の「株式投資をする」パターンを選ぶとよいでしょう。

賢い成長投資枠の活用例は3つある

 成長投資枠の基本的な活用法は、投資方針に応じて3パターン 

成長投資枠の活用パターンは3種類に大別されます。堅実に資産運用をしたい場合は、CASE1のようにつみたて投資枠と同じ銘柄の投資信託で積み立て。より積極的に投資したい場合には、CASE2のようにつみたて投資枠で購入できない投資信託を選択。CASE3のように株式投資に挑戦するのもありです。

神戸 孝 FPアソシエイツ・グループ代表 ファイナンシャル・プランナー

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください