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いつの間にか仕事がやりやすくなっている! 「しごでき」の人に共通する〈かわいげ〉の三つの条件とは?【元渋谷109販売員の週刊誌記者が伝授】

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年8月2日 7時15分

いつの間にか仕事がやりやすくなっている! 「しごでき」の人に共通する〈かわいげ〉の三つの条件とは?【元渋谷109販売員の週刊誌記者が伝授】

(※写真はイメージです/PIXTA)

どの職場にも、男女問わず目上の人からかわいがられて、いざというときにも周りから助けが入って仕事がうまくいっているという人が1人はいるのではないでしょうか? 渋谷109のカリスマ店員から有名週刊誌の記者に転身した山田千穂氏による著書『ずるい聞き方 距離を一気に縮める109のコツ』(朝日新聞出版)より一部抜粋し、仕事ができる、スムーズに進む人たちに共通する「かわいげ」について解説します。

素直に真似して味方につける

「アスマ精神」でかわいがってもらう

「自分で言うの⁉」とつっこまれそうではあるのですが、私は大学時代から、「この人すごい!」「この人に会えて嬉しい!」と思った経営者、上司から芸能人まで、目上の人からかわいがっていただくことが多いように感じます。

「あなたと会うと元気になるよ」と言ってもらえることもしばしばです。「明るくてポジティブだね」「人が集まる場に呼びたくなる」「イベントやるから、よかったら来て!」など、嬉しい言葉をかけてもらうこともあります。

でも、その理由は、「もともと人に好かれる性格だから」というわけではないと自分では思っています。とりわけ自分が憧れる人、理想の生き方をしている人に会うときは、自分が持っているありったけの〝かわいげ〞を発揮するようにしているからです。

誤解を招かないように記しておくと、ここで言う「かわいげ」とは、媚びを売って色気や、いわゆる「女らしさ」をアピールすることではありません。色気より食い気、「女らしさ」より明るさ、素直さ、真面目さが自分の長所なんじゃないかな? と思っています。

「明るさ・素直さ・真面目さ」の3拍子がかわいげの条件。

つまり性別なんて関係ありません。この3つの言葉の頭文字をとって「アスマ精神」と私は呼んでいます。「明るく、素直で、真面目な子」というと、小学校の校訓みたいで、クスッと笑ってしまった方もいらっしゃるかもしれません。

でも、思わず苦笑してしまうのは、案外、大人になると自然にできなくなっているからではないかな、と思うのです。

アスマの「ア」は、挨拶はもちろん、受け答え、表情、話し方も全部引っくるめた明るい印象。

「ス」は、謙虚に相手の話を聞き、言われたことはすぐ実行し、自分が思ったことも真っ直ぐ伝えられる素直さ。

「マ」は、約束を守り、礼儀と感謝を忘れず、仕事に全力で取り組む真面目さ、という意味です。

私は、特別秀でた才能があるわけでもないですし、失敗もよくします。それでも、何かと気にかけてかわいがってくれる人に恵まれているのは、アスマ精神が伝わっているからなのではないかなと感じています。

アドバイスをもらったら即実行すべきワケ

アドバイスは即実行してアピール

明るく、素直で、真面目に人と接していると、自然にアドバイスをしてくれる人も増えてきます。尊敬する人から「あれをするといいよ」「これをやってみたらどうかな」と言ってもらえるのはとてもありがたいものです。ですので、私は、できることは翌日にでもすぐ実行するようにしています。

たとえば以前に上司から「朝日新聞、読売新聞、日経新聞を毎日読みなさい」と言われたときは、翌日には買って自分のデスクの上に置いておきました。そこはもちろん、上司からよく見える位置です。そうやって〝言われたことを実行していますよ!〞とさりげなくアピールしたのです。

すると上司に、「早速、新聞買って読んでいるのか」と気づいてもらえます。周りの人から、「山田さん、そんな新聞、読むようになったの?」と声をかけられている様子も上司は見ています。もちろん、そこまでを想定していました。

仕事のアドバイスも、即実践して結果を報告すると、上司はまた次のアドバイスをしなきゃと思ってくれるもの。その繰り返しのなかで成長する姿を見守ってくれる人たち、つまり、自分の味方が増えていくのです。

「誘われるうちが花」という意識

勧められたことは一度は試してみる

日頃お世話になっている上司や先輩、仕事関係者から、飲み会やイベントその他、仕事とは直接関係のない場に誘われたらどうしているでしょうか?

他の予定があって物理的に難しい場合や、プライベートを優先したい場合は断る人もいるでしょう。タイパ(タイムパフォーマンス)、コスパ(コストパフォーマンス)を考えて損得勘定で判断する人もいるかもしれません。

ワークライフバランスを優先して断るのもわからないわけではありません。でも私は基本、人に誘われたら一度は行ってみたほうがいい、という考えです。

以前、人材採用支援会社アールナインの社長、長井亮(ながいりょう)さんにインタビューをさせていただいたときに、「誘いは断らない」というお話をうかがい、私も真似をしてみようと、誘われたらすべて行っていた時期もありました。

その後、結婚して子どもが生まれて時間的余裕がなくなったので、「自分が目標にしたいと思う尊敬する人の誘いは最大限断らない」に変わりましたが、「誘われるうちが花」という意識は常に持っています。

20~30代で自分の世界を狭めるのはあまりに“もったいない”

先日も、お世話になっている出版エージェントの社長から歌会に誘っていただき、ちょうど仕事が忙しい時期と重なっていたことや、歌をたしなんでいないこともあって、伺うかどうか悩みましたが、思い切って出かけたのです。すると、そこでしか出会えない言葉を知ったり、歴史に触れる経験があり、つくづく参加してよかったと思っています。

周りは著名な作家さんばかりだったので、自分の無知を露呈しているだけではないかと赤面しそうな場面もありました。

たとえ、そんな状況が予想されても参加してみたのは、尊敬するある上司の、「失敗の数だけ成功に近づく」「人生は恥の上塗り。七転八倒しながらやればいい」という言葉を励みにしているからです。「若いうちに恥をかくことに慣れよう。失敗が財産になる!」と思うと何も怖くなくなりました。

20〜30代のうちに自分の世界を狭めてしまったら、40〜50代になっていざ広げたくなっても、若いときほどチャンスは巡ってきません。家庭を持ったり役職についたりしてしがらみが増えますし、まわりも、その年代の人には気軽に声をかけづらくなってお誘いが減るからです。

失敗を怖がらなくなると、「やれることはなんでもやってみよう」と物事を前向きに捉えられます。勧められたことも一度は試してみると、新しい経験や出会いが楽しくなるものです。

山田千穂 記者 編集協力:樺山美夏

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