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面接官「希望年収はどれぐらいですか?」⇒《採用される人》のお手本回答【キャリアコンサルタントが解説】

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年8月12日 12時0分

面接官「希望年収はどれぐらいですか?」⇒《採用される人》のお手本回答【キャリアコンサルタントが解説】

(※写真はイメージです/PIXTA)

面接の場では、ちょっと答えにくい質問をされることもしばしば。「希望年収はどれぐらいでしょうか?」「前職より年収は下がりますが、問題ないでしょうか?」…もしこのように問われた場合、どう対処すればよいのでしょうか。1万人の転職を支援してきた中園久美子氏の著書『それでも採用される! 転職面接の受け方・答え方』(日本実業出版社)より一部を抜粋し、NG回答とOK回答それぞれの例を紹介します。

面接官:「希望年収はどれぐらいですか?」

■NG回答の例

「はい、前職の【❶年収が〇〇万】でしたので、それと【❷同等かそれ以上】を希望しています。よろしくお願いいたします。」

× ❶⇒年収にはさまざまな評価基準があるため、具体的な金額はなるべく控えよう

× ❷⇒これでは給料のために転職をしたと思われてしまう

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<採用に近づくヒント>

確かに前職より年収がアップしたほうが良いし、そのために転職をした人もいるかもしれません。年収の交渉は、内定をもらった後でも十分にできます。まずは、面接の場ではどんな人物かを理解してもらうことが先決と心得ましょう。

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■OK回答の例(1)

「はい、求人票に掲載されております【①給料も確認】しております。【②御社の評価基準を存じませんので具体的な金額はご提示できかねます】が、御社に入りましたら【③ご期待に沿える働きをしたい】と思っております。」

◎ ①⇒求人票に掲載されている給料で働けることを伝えられている

◎ ②⇒具体的な金額を提示しない理由を伝えている

◎ ③⇒面接官の期待する言葉を伝えられている

■OK回答の例(2):どうしても具体的な金額の提示を要望された場合

「はい、大学卒業後、【①前の会社で10年ほど勤めましたので、昨年の年収は〇〇万程度でした】。【②これまでの経験を活かす業務に加え、チームリーダーの役割もありますので、求人票の給料幅を考えますと△△万】を希望します。ただ、【③成果を出してからそれに見合う給料をいただきたい】と思っております。」

◎ ①⇒前職の年収も根拠も含めて伝えられている

◎ ②⇒希望年収にも根拠が添えられている

◎ ③⇒成果を前提とする社会人らしい考え方ができている

面接官「前職より年収は下がりますが、問題ないでしょうか?」

■NG回答の例

「いただいております求人票の【❶上限が〇〇万】となっています。【❷私の年齢や経験からするとそれぐらいになるのでは】と思っているのですが違うのでしょうか…」

× ❶⇒上限金額はその会社で長年勤務した場合の上限である

× ❷⇒一般的には応募先企業の人事労務が判断する

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<採用に近づくヒント>

一般的に転職をすると給料は下がると考えて行動するほうがベターです。そのためにも、まずは家族と一度マネープランをたて、実現可能な転職を考えるところから始めましょう。

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■OK回答の例(1)

「はい、そうですね、下がることについては【①厳しい部分もあります】が、【②念願の仕事に就きたい気持ちのほうが大きい】です。また、収入は確かに下がりますが、御社に入社することで、これまでのような【③単身赴任にかかる経費も不要】になります。そう考えますと、特に問題はないかと思います。」

◎ ①⇒正直な気持ちを素直に伝えられている

◎ ②⇒就職することへの気持ちを再度伝えられている

◎ ③⇒年収が下がることについて、すでにシミュレーションができていることが伝わる

■OK回答の例(2)

「はい、そのように【①心得て】おります。少しですが【②貯金もありますし、妻も共働き】でしっかりと働いてくれています。【③1年後には、希望の年収に近づけるよう、精一杯働きます】ので、どうぞよろしくお願いいたします。」

◎ ①⇒求人票について目を通していることが伝わる

◎ ②⇒そう言える根拠を伝えている

◎ ③⇒給料よりも仕事への意欲がわかりやすく伝えられている

中園 久美子

キャリアコンサルタント・講師、キャリアクレッシェンド代表

経理専門学校卒業後、大手通信社勤務を経てパソコン講師として活動。子育てや夫の転勤に伴い、何度も転職を余儀なくされる。現在はキャリアコンサルタントとして多くの面接指導を行っている。

著書に『それでも書類選考で落とされない履歴書・職務経歴書の書き方』(日本実業出版社)、『【完全攻略】オンライン・WEB面接「リアルじゃない」を武器にする内定獲得ノウハウ86』(ダイヤモンド社)がある。

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