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どこにでもいる普通の学生が“キラキラ一流企業”に入社できる?就活するなら本気で「長期インターン」を経験すべき理由

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年8月6日 8時15分

どこにでもいる普通の学生が“キラキラ一流企業”に入社できる?就活するなら本気で「長期インターン」を経験すべき理由

(※写真はイメージです/PIXTA)

近年、就職活動において欠かせない存在となりつつあるインターンシップ。しかし、「とりあえず参加してけば就活も成功する」というわけではありません。そこには、本気で何かに打ち込んだ経験やビジネスに結びつけやすい経験が必要であるといいます。本記事では、実際に長期インターンを経験したトテ ジェニファー麻綾氏の著書『学生がキャリアアップするためのインターンシップ活用術』(総合法令出版)より、一部抜粋・再編集して、学生が長期インターンに参加するべき理由について解説します。 ※記事内容は書籍発行時(2023年11月)のものです。

一流企業への入社を望むなら長期インターンは必須?

どこにでもいる普通の学生でも、本気で長期インターンをすれば外資系金融や外資系コンサル、外資系メーカー、日系大手などのキラキラの一流企業に入社できる。これは嘘のような本当の話だ。

“キャリアアップ”という言葉を聞くと、「学生なのにキャリアアップ? キャリアアップをするのは社会人になってからではないの?」と考えるかもしれない。

しかし、これはなんらおかしなことを言っているわけではない。なぜなら多くの学生は、長期インターンで鍛錬をすれば、いまの自分では到底手が届かないと思うような企業へも入社できるからだ。それこそが学生のキャリアアップであり、最も再現性が高く、一流企業への入社を手繰り寄せる方法だと確信している。

近頃はインターンに参加する学生が多いこともあって、これが作り話のように聞こえるかもしれない。しかし、多くの学生がスタンプラリーのように参加することに意義を見いだしているインターンと、勤め上げるという経験によって新しい未来を描けるインターンとでは全くわけが違う。

どんな企業にどういった意図をもって、どれぐらいの期間勤めたのか。また、勤務先では何を工夫して、どんな成果を上げ、それをどのように就活や今後の人生の糧にするのか。それぞれにテクニックやノウハウがあり、実践する価値があると思っている。

大企業の短期とベンチャー企業の長期、箔が付くのはどっち?

インターンと聞いてどのようなことをイメージするだろうか? 自分の親世代ではインターンという活動は今ほどメジャーなものではなかったと聞く。しかし、近年は学生の間で、特に就職活動の時期になるとひんぱんにこの言葉を耳にするようになった。

広辞苑によれば、インターンとは“学生が一定期間企業内で仕事を体験すること。また、その制度”という定義がなされているが、個人的には、“学生が3カ月以上の長期間にわたり、企業内で実践的な職業体験をすること”という表現のほうがしっくりくる。

そもそも、インターンには短期と長期の2種類がある。

短期インターンとは、言葉の通り数日から数週間程度で行われることが多く、学生の長期休暇に合わせて実施されるケースが目立つ。また、短期インターンが就職活動の選考プロセスに組み込まれているケースもあり、実施形態は多種多様だ。決して短期インターンを非難するわけではないが、企業によってはインターンというよりも会社説明会に近いものも見受けられる。

一方で、長期インターンは、数カ月から半年以上の期間で行われることが多く、より実務に近い業務の一部を担当する形だ。中長期的に勤務することが前提となるため、すぐに正社員の横に座りながら業務に携わることになる。

仮に、ある企業が短期、長期の両方でインターンを実施した場合に、短期インターンで得られることは長期インターンでも得られる可能性が高いが、長期インターンで得られることを短期インターンで網羅的に得ることは難しいように思う。

大企業が行っている、実践的な内容を伴わない名ばかりの短期インターンで満足してしまうよりも、ベンチャー企業の実務に携わる長期インターンに参加するほうが、経験値の向上や、就職活動の際にプラスになる。

“学生だからこのタスク“という決まりはない

では、実際にインターンではどんな仕事が任されるのだろうか。

私がインターンをしているコンサルティング会社を例に挙げると、インターンはプロジェクトにアサイン※1され、正社員からの指針のもとで、戦略/M&Aコンサルティング※2のサポート業務全般、おもに財務分析、簡易Valuation※3、市場リサーチ・個社リサーチ、資料作成を担当する。

これは新卒1~3年目のアナリスト※4が担う仕事と同様のタスクだ。過去には名刺を持ち、ブロジェクトご提案の場に参加する機会やクライアントに提言をさせていただく機会もあった。もちろん、入社してすぐに難易度の高いタスクを振られるわけではない。

はじめはひんぱんに社員の方からフィードバックをいただきながら、徐々にできることが増えていく。作業的なタスクはほとんどなく、考えて考えて考える、という内容が多い。“学生はできることが限られている”というニュアンスを感じることや、「インターンだからこの仕事をお願いします」と言われるような状況になったことは一度もない。

むしろこの状況は真逆で、アウトプットを評価してもらえれば、タスクの幅はどんどん広がっていく。要するに、学生であってもバフォーマンスを認められさえすれば、任せてもらえることはいくらでもある。

ほかにも周りを見ていると、WEB系の会社で要件定義から納品後の保守まで一連の業務をリードしている学生や、広告会社の営業のポジションでメーカーから案件を取ってくる学生など、いたるところで学生とは思えないような活躍をしているインターン生がいた。

私自身、そういった企業内で一目置かれるようなインターン生を目の当たりにして、「次はもっと難しい案件に挑戦してみたい」、「この資料はなんとしても上司からクリアをもらってクライアントに提示したい」というような刺激を幾度となく受けた。

1つだけ注意しなければならないのは、企業によっては学生に雑用ばかり振ってくるというケースがあることだ。ゆえに、企業選びもまたインターンをする上でkeyになってくる。

〈参考〉

※1 アサイン:仕事を割り当てる、あてがう

※2 戦略/M&Aコンサルティング:経営課題を解決する手段のひとつとしてM&Aを位置づけた、M&Aを活用した戦略立案を行う会社

※3 簡易Valuation:簡略的に企業価値を算出し評価すること

※4 アナリスト:コンサルティング会社で入社1~3年目の若手が就く役職。新卒や第二新卒をはじめ、コンサルタントとしてのキャリアはアナリストからスタートすることが多い。ただし、役職の呼称は企業によって異なる場合がある

トテ ジェニファー麻綾

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