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勤続40年・退職金2,500万円の定年サラリーマン「自分を褒めてあげたい!」と最後の出勤から帰宅したが、波乱の老後を予感させる「妻の怖いひと言」

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年7月20日 5時15分

勤続40年・退職金2,500万円の定年サラリーマン「自分を褒めてあげたい!」と最後の出勤から帰宅したが、波乱の老後を予感させる「妻の怖いひと言」

(※写真はイメージです/PIXTA)

働き続けるにしても、働かないにしても、60歳定年でひと区切りをつける人が多いサラリーマン。ただ定年を境に夫婦関係がこじれることは多いようです。思い描いたようなゆったりとした老後のために、トラブルの芽は小さいうちに摘んでおきたいものです

定年を控える50代に聞いた「何歳まで働く?」に6割強が「定年以降も働く」

サラリーマンは誰もが定年に向かって働き続けています。ずっと遠い先のことと思っていたのに、いつの間にか「定年の日」がすぐそこに……サラリーマンあるあるです。

高年齢者雇用安定法第8条に従い、定年年齢を定める場合は60歳以上と決められています。また同法により、20025年4月1日以降は、企業は希望者全員に65歳まで雇用機会を確保しなければなりません。

サラリーマンとして気になるのは「定年退職日はいつなのか?」ということ。これに関しては法的な規定はなく、各企業就業規則によって退職日が決まるのが一般的です。よくあるのが「定年年齢に達した日」「定年年齢に達した日の月末」「定年年齢に達した日を含む賃金算定期間の締め日」「定年年齢に達した日の年度末」など。定年年齢に達した日は誕生日ではなく、年齢計算ニ関スル法律および民法第143条に従い、誕生日の前日となるのがポイントです。

定年を前にした50代サラリーマン。ヒューマンホールディングス株式会社が50代男女に行った『仕事に関する意識調査』には、定年を前にした不安感を読み解くことができます。

「定年以降の働く意向」を尋ねたところ、「定年以降も働こうと考えている」が63.4%、「定年でやめようと考えている」は22.2%でした。定年以降も就業継続希望の人たちに「いつまで働くつもりか」を尋ねたところ、「61~65歳」が31.1%、「66~70歳」が35.2%。さらに「働けるうちはずっと」は21.5%でした。

なぜ定年以降も働きたいと考えているのか、その理由を尋ねたところ、最多は「生活費を稼ぐ」で67.8%。「健康を維持する」45.6%、「好きなことをする費用を稼ぐ」40.4%、「社会との繋がりをもつ」33.8%と続きます。そして将来に対しては、「非常に不安を感じている」が27.6%。「どちらかといえば不安を感じる」47.6%も合わせると、7割以上の50代が将来=老後に不安を覚えています。

不安の一因とされるのが、「年金を受給しながら悠々自適の生活」と誰もがイメージしていた老後を送ることが、年金受給額の目減りなどにより難しくなってきたこと。それを払拭できるほど貯蓄があれば別ですが、平均寿命が延びているなか、引き続き、働いて収入を得ようという人が増えているわけです。

40年務めた会社を「定年退職する日」…たくさんの贈り物とともに最終出社を終えて

とはいえ、定年はサラリーマンとしてのひと区切り。引き続き働くとしても、雇用形態が変わるなど、定年前後で働き方は変わるもの。「少し休んでから、仕事を再開」という人も多いのではないでしょうか。

定年退職の日の思いを綴った、60歳のサラリーマン。社会人になって40年弱。2,500万円もの定年退職金を手にできたのは、学校を卒業して就職した1社のために身を捧げてきたから。定年後はいったんは仕事を離れ、せっかくだから新しいことにチャレンジしようと画策中とのこと。そして最終出社日には、所属部署から大きな花束とお菓子を、さらに以前一緒に働いた同僚や部下からも、たくさんの言葉をもらったといいます。

――これまで頑張ってきたかいがあった

――自分で自分を褒めてあげたい

そう綴った男性。帰宅後は、妻が作ってくれたおつまみと共に、晩酌を楽しんだといいます。ただ、定年まで勤め上げたという達成感からか、少々飲みすぎ、次の日はお昼過ぎまで寝ていたといいます。

今日から朝早く起きる必要はなく、満員電車に乗ることもありません。仕事のストレスとも無縁です。そんな幸せな状況をかみしめていると、掃除をしていた妻がボソッとひと言。

――サラリーマンには定年があっていいわね。わたしには定年なんてないのに

ほんとうに聞こえるか聞こえないかの微妙なボリューム。

――(定年退職したからといって、だらっとし過ぎたかな)

ARINA株式会社が行った『夫の許せないところは?アンケート調査』によると、最多は「家事をしない」で26.5%。「話を聞かない」「お金遣いが荒い、またはケチ」と続きます。

不満の多い家事ですが、夫の家事に対して「期待する」割合は、妻「20代以下」で69.5%だったのが、「30代」58.7%、「40代」41.0%、「50代」35.4%と年をおうごとに低下していきます。かといって、年齢を重ねるごとに夫が家事を手伝うようになっているかといえば、むしろ逆。年齢を重ねるごとに横柄になっていきます。

期待をされなくなるというのは、心が離れている証拠。そこにきて定年退職→夫がずっと家にいる→それでも家事をしない……妻の堪忍袋の緒が切れるのも時間の問題。「わたしには定年なんてないのに……」という愚痴は、波乱の老後を予感させる怖いひと言かも。

生活力がないことを自負する男性。この年になって妻に捨てられたら、ひとり、老後を乗り切れると思えません。「これはマズい」と、とりあえず、毎朝のゴミ捨てくらいから始めようかと考えているといいます。

[参照]

ヒューマンホールディングス株式会社『仕事に関する意識調査』

ARINA株式会社『夫の許せないところは?アンケート調査』

国立社会保障・人口問題研究所『第7回 全国家庭動向調査』

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