1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

東京都「お給与ランキング」1位は鉱業「68万円」・労働時間166時間

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年7月30日 11時45分

東京都「お給与ランキング」1位は鉱業「68万円」・労働時間166時間

(※写真はイメージです/PIXTA)

「格差是正」「分配」といったスローガンが掲げられてきた現政権下、果たしてどれほど「格差是正」は進められてきたでしょうか。本記事ではお金持ちの街・東京における賃金と労働事情について、東京都発表『東京都の賃金、労働時間及び雇用の動き(毎月勤労統計調査)-令和6年4月分結果-』より見ていきます。

「業種別賃金ランキング」誰が、いくらもらってる?

■東京都の賃金

令和6年4月、事業所規模5人以上における常用労働者の現金給与総額(所定内給与+所定外給与)は381,880円。前年同月比0.2%の増加となりました。給与額について業種別に見てみると、1位「鉱業、採石業、砂利採取業」684,116円、2位「電気・ガス・熱供給・水道業」550,433円、3位「学術研究、専門・技術サービス業」515,808円と続きます。

【業種別】東京都の最新賃金ランキング/事業所規模5人以上

1位 鉱業、採石業、砂利採取業……684,116円

2位 電気・ガス・熱供給・水道業……550,433円

3位 学術研究、専門・技術サービス業……515,808円

4位 金融業、保険業……495,078円

5位 情報通信業……483,387円

14位 生活関連サービス業、娯楽業……307,819円

15位 サービス業(他に分類されないもの)……303,296円

16位 宿泊業、飲食サービス業……186,430円

15位「サービス業(他に分類されないもの)」と16位「宿泊業、飲食サービス業」の差は10万円を超える驚きの結果となりました。月に18.6万円。あまりにも心もとない数字ではないでしょうか。

なおここで調査対象としている常用労働者について、厚生労働省は次のように定義しています。

  1. 期間を定めずに雇われている労働者
  2. 1ヵ月を超える期間を定めて雇われている労働者
  3. 日々又は1ヵ月以内の期間を定めて雇われている労働者のうち、4月及び5月に、それぞれ18日以上雇われた労働者

事業所規模30人以上の賃金を見てみると、順位に大きな変動は見られないものの「建設業」が5位に上昇。また、「宿泊業、飲食サービス業」の給与額増加が目立つ結果となりました。

【業種別】東京都の最新賃金ランキング/事業所規模30人以上

1位 鉱業、採石業、砂利採取業……684,116円

2位 電気・ガス・熱供給・水道業……558,171円

3位 学術研究、専門・技術サービス業……551,826円

4位 金融業、保険業……513,276円

5位 建設業……509,928円

14位 生活関連サービス業、娯楽業……346,932円

15位 サービス業(他に分類されないもの)……298,782円

16位 宿泊業、飲食サービス業……266,918円

お金とともに気になるのは労働時間です。それなりの給与額ももらっていたとしても「労働時間に見合っていない!」となればまた話は変わってくるもの。前述の調査では、東京都で働く労働者の労働時間についても調べています。

業種別「労働時間ランキング」トップは建設業170時間超

■月間労働時間

事業所規模5人以上において4月の総実労働時間数(所定内時間+所定外時間)は、144.6時間。前年同月比0.6%減少となりました。所定内労働時間数は、132.4時間(前年同月比0.4%減)、所定外労働時間数は12.2時間(同4.0%減)でした。

もっとも労働時間が長かったのは1位「建設業」169.9時間。2位「電気・ガス・熱供給・水道業」169.1時間、3位「鉱業、採石業、砂利採取業」166.1時間と続きます。

【業種別】東京都の労働時間ランキング/事業所規模5人以上

1位 建設業……169.9時間

2位 電気・ガス・熱供給・水道業……169.1時間

3位 鉱業、採石業、砂利採取業……166.1時間

4位 情報通信業……164.0時間

5位 運輸業、郵便業……162.4時間

14位 医療、福祉……128.5時間

15位 教育、学習支援業……113.4時間

16位 宿泊業、飲食サービス業…… 99.0時間

宿泊業、飲食サービス業は賃金ランキングで最下位となりましたが、総実労働時間も最も短い結果となりました。

さて事業規模30人以上において、月平均所定労働時間である163時間を超えるのは「建設業」「電気・ガス・熱供給・水道業」「鉱業、採石業、砂利採取業」「学術研究、専門・技術サービス業」「情報通信業」「運輸業、郵便業」の6産業です。全般的に30人以上の事業所の方が総実労働時間数が多少長い傾向にあります。

【業種別】東京都の労働時間ランキング/事業所規模30人以上

1位 建設業……171.6時間

2位 電気・ガス・熱供給・水道業……169.3時間

3位 鉱業、採石業、砂利採取業……166.1時間

4位 学術研究、専門・技術サービス業……165.7時間

5位 情報通信業……164.0時間

6位 運輸業、郵便業……163.7時間

14位 医療、福祉……133.9時間

15位 教育、学習支援業……122.5​時間

16位 宿泊業、飲食サービス業……120.0時間

171.6時間というと、20営業日と考えて1日8.5時間ほど。労働時間に見合った給与はもらえているのでしょうか。給与、そして労働時間の業種別格差は、「お金持ちの街」東京の実態を明らかにしています。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください