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お母さん、やめてくれ!箱入り娘の60代母「息子に代わり結婚相手を探す」大暴走に、年収800万円の息子本人が悲痛の訴え【令和の結婚事情】

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年7月31日 17時15分

お母さん、やめてくれ!箱入り娘の60代母「息子に代わり結婚相手を探す」大暴走に、年収800万円の息子本人が悲痛の訴え【令和の結婚事情】

(※写真はイメージです/PIXTA)

少子化の原因のひとつとしてあげられる「未婚率の増加」。結婚のメリットが薄れるなか、「一生、結婚するつもりはない」と言い切る人が増えています。一方で、「私たちは先に逝ってしまうから」と、未婚の子どもを心配する親の姿。すれ違う親子の想い、その先にあるのは。

結婚に対し冷めた想いを抱く「18~34歳」が増加

深刻化する少子化問題。婚姻率低下が要因のひとつと、行政が婚活アプリを作ったり、婚活パーティを主催したりと、躍起になっています。

国立社会保障・人口問題研究所『2021年社会保障・人口問題基本調査(結婚と出産に関する全国調査)』の独身者への調査によると、「いずれ結婚するつもり」と考える18~34歳の未婚者は男性で81.4%、女性で84.3%でした。前回2015年調査に比べて、男性は4ポイント、女性は5ポイント近く減少しています。一方「一生結婚するつもりはない」 と答える未婚者は 2000 年代以降増加傾向で、2021年調査では「男性」で 17.3%、「女性」で 14.6%となりました。

ようは結婚することのメリットが小さい=独身でいることのメリットが大きいということですが、結婚の利点としては、男性の最多は「精神的な安らぎが得られる」で33.8%、女性の最多は「自分の子どもや家族をもてる」で39.4%でした。一方、独身のメリットとしては男女ともに「行動や生き方が自由」で、男性70.6%、女性が78.7%でした。

また結婚する前に、交際がなければいけませんが(最近は交際ゼロ日婚というのも話題になっていますが)、本調査では18~34 歳の未婚男女の3人に1人は「特に異性との交際を望んでいない」と回答。その数は増加傾向にあります。少子化が進むのも、当然と言えば当然と言えそうです。

そんななかでも、いずれは結婚するつもりという人は8割近くいて、当然、「いますぐにでも結婚したい!」と婚活に積極的な人もいます。そのとき、ちょっと厄介な存在が「親」かもしれません。「結婚なんていつでもいいのよ」などと言っている親に限って、子どもの結婚に対して興味津々。「できれば早くいい人を連れてきてほしい」と考えている……それが親というものです。

株式会社TMSホールディングスが行った『「親とする婚活や結婚の話」に関して意識調査』によると、「親と婚活や今後の結婚の話をすることは好きですか?」の問いに対して「好きではない」が42.9%、「好き」が8.8%。また「自身の婚活や結婚に対し、親がどのようなスタンスだと嬉しいですか?」の問いに対しては「関わらないでもらったほうが嬉しい」が35.2%、「陰で応援してくれると嬉しい」が34.1%。ようは「余計な口は挟んでくれるな」が大多数の子どもの意見です。

息子の知らぬ所で息子に代わって婚活する母親だったが…

ときに子どもの結婚に対して、本人よりも親のほうが積極的、というケースも。たとえば「親の婚活パーティ」。独身の子どものいる親同士が集まり、子どもの結婚相手を探すというもので、そこに本人は不在という場合も。親同士の代理婚活パーティ。「自分たちは子よりも早く逝くから不安で不安で……」というのが共通の想いのようです。

――わたしが息子の結婚相手を見つける!

そう意気込む60代女性も親のほうが子どもの結婚に対して積極的な親のひとり。親同士の婚活パーティにも何度か足を運んだといいますが、いまのところ、良い縁には恵まれていないとか。さらにインターネットに「どうすればうちの息子にいいお相手が見つかるでしょうか? 息子は大卒で年収は800万年くらいで……」とプロフィールつきでお悩み投稿するほどの本気度を見せています。

そんな親の行動を息子は知らないようで……

――うちの息子は消極的で。お付き合いをしたことも、一度もないと思うんです

――私が頑張らないと、一生、あの子は独り身なんです

少々、思い込みの激しい様子が垣間見られる女性。息子には知られないよう、こっそり進めていた婚活ですが、ある日、本人(息子)に知られることになります。ある日、インターネットの書き込みを発見した息子の友人。スクリーンショットをとり、息子に送ります。

――これってお前じゃない?

そこにあったのは自分。写真と細かなプロフィールとともに、「花嫁募集!」の文字。自分が投稿したものではないものの、すぐに犯人は分かったといいます。

――お母さん、やめてくれ!

「なんで分かったの!」と驚く母。しかしすぐに「でも、あなたには幸せになってもらいたくて」と母の重すぎる愛を伝えます。

――俺、まだ20代だよ! 結婚なんてまだ早いし、相手くらい自分で見つけるよ!

母の暴走に対して、さすがに怒り心頭の息子。そのあと、母親とはしばらく冷戦状態だったといいます。

――母は世間知らずのところがあり、思い込みも激しくて……きっと誰かからか「子どもの結婚相手は親が見つけないと、いまどき子どもは結婚できない」とでも聞いたのでしょう

厚生労働省『人口動態調査』によると、平均初婚年齢は2022年、夫が31.1歳、妻が29.7歳。その親世代の結婚適齢期は、男性が28歳、女性が25歳くらいでした。「20代で結婚するのが平均的」という感覚の親世代からすると、いまの子世代をみていると、本人以上に焦ってしまう気持ちもあるのでしょうか。

どちらにせよ、結婚において一番大切なのは本人の気持ち。親がでしゃばるのはトラブルの元です。

[参照]

国立社会保障・人口問題研究所『2021年社会保障・人口問題基本調査(結婚と出産に関する全国調査)』

株式会社TMSホールディングスが行った『「親とする婚活や結婚の話」に関して意識調査』

厚生労働省『人口動態調査』

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