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誰でもうまく雑談できるようになる!簡単に人脈を増やす「言葉選び」

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年8月18日 11時0分

誰でもうまく雑談できるようになる!簡単に人脈を増やす「言葉選び」

(※写真はイメージです/PIXTA)

うまく雑談できるようになりたいですよね。一般社団法人日本聴き方協会代表理事の松橋良紀氏は、著書『うまく「雑談できる人」と「できない人」の習慣』の中で雑談できる人とできない人の違いを取り上げています。それは一体どんなものでしょうか?本書から詳しく紹介します。

うまく雑談できる人は 「あなたはどう?」と聞き、できない人は 「私は」と自分の話をする。

まずは雑談が下手な人のパターンを紹介します。

相手「最近、浅草に行ったんだよ」

自分「お、私も年に数回は行ってますよ!」

相手「あ、そうなんだ。外国人ばかりですごく混んでたよ!」

自分「そうなんですよ。最近は中国人がたくさん来ていますよね」

相手「そうなんだ。中国の人って写真が好きだよね」

自分「そうそう、先日行ったときなんてすごかったですよ。というのは……」

相手の話に耳を傾けないどころか、話泥棒をしてしまったりします。逆に雑談が上手い人は、相手が何に興味を持っているかに興味を持ちます。

相手「最近、浅草に行ったんだよ」

自分「へえ、どうでした?(何を話したいのかわからないので特定の質問をしない)」

相手「外国人ばかりですごく混んでたよ!」

自分「あー、まるで外国に旅行した気分になりますね……(沈黙して話すのを待つ)」

相手「中国人が多かったね。中国人はパワーがあるね!」

自分「そうですよね、おとなしい日本人に比べて積極的な感じがありますよね」

このように雑談の上手い人は、相手がどんなことを興味があるのかわからないうちに、特定の質問で誘導するようなことをしません。相手の興味を知るまでは、話を狭めずに聞き出します。そして興味や関心の矛先がわかったら、その部分に集中して質問をすることで、話をどんどん深めていきます。

人の話を聞けないのは承認欲求が強すぎるからです。承認欲求は誰でも持っているものですが、それが強すぎると他人の話を聞けなくなります。幼少期に親から充分な愛情を受けられなかった。認めてもらえなかった。否定されてばかりいた。

このように、幼少期に自分の存在を否定されて、軽く扱われて、承認してもらえなかった経験があると、承認欲求が強くなります。愛情が足りないと感じることは、幼い子どもにとって最大の恐怖です。恐怖を取り払うために自分の存在価値を、精一杯アピールする必要が生まれます。それが大人になっても、常に自己アピールをしてしまう原因となります。

幼少期の頃に満たされなかった承認欲求に、振り回され続けない方法はあります。「他人に大事にされていない!」と感じたとしたら、セルフカウンセリングをしてみましょう。「なぜ、相手の言葉や態度に、こんなに感情が揺り動かされるのだろうか?」「自分の悲しみは、どこから来ているのだろうか?」その悲しみや怒りの感情の原点を探っていくと、幼少期に体験した出来事が掘り起こされていくでしょう。

長男長女として生まれたとしたら、弟や妹が生まれてから、自分をないがしろにされた感覚を感じてしまったのかもしれません。次男次女で生まれたとしたら、兄や姉に比べていつもお下がりばかりだとか、自分の意見が通らないなど、自分を大事にしてもらえていない感覚が残っているかもしれません。

その感情を書き出したりすると、自分が封印してきた感情と向き合ううちに、心の癒しが起きて、承認欲求から解放されていきます。他人から満たされるのを待つのではなく、自分で自分を満たすことができるようになると、「あなたはどう?」という言葉がすんなり出てくるようになるでしょう。

【ポイント】

承認欲求と向き合っていくと自然に相手中心の雑談ができるようになります!

うまく雑談できる人は 「○ ○ に悩んでいて」と開示し、できない人は 人の話だけを聞く。

人の話をよく聞くし、他人に対しての気遣いもある。それなのにどこか慇懃無礼で、人間関係で壁を感じさせる人。なかなか親密な関係になれない人。こんな人は、何が原因なのでしょう?それは、自己開示が足りないのが理由として考えられます。親密な関係とは、本音を打ち明けたり、弱点や欠点をさらけ出せる状態です。

安心して自分をさらけ出せる関係は、どちらかが自己開示をすることで始まります。しかし、自己開示が苦手だと、なかなか親密な関係にたどり着けません。私が20代の頃、よく言われた言葉があります。「松橋は何を考えているのかよくわからないな」意見を言わず、自分の考えや気持ちを相手に伝えないし、常に会話において受け身でした。ですから、よくわからない人間だと思われていました。

意見を求められたら、曖昧な返答をしてごまかすようにしていましたし、自分のプライベートな情報を他人にはあまり知られたくないという気持ちもありました。私が自己開示が苦手だった理由は、今思えば次の様なことが考えられます。

(1)自己肯定感が低い 当時の私は、自分自身を価値ある存在と感じることがありませんでした。ですから、自分のことを相手に知ってもらうことに抵抗を感じていました。「自分なんて……」という感情が先立ってしまい、自己開示をすることに尻込みしていたことを思い出します。

(2)過去の体験から目立たないようにしたい 学生時代に仲間はずれにされたり、いじめられたり、傷つけられたりした経験がありました。ですから目立たないように自分のことを極力見せないようにしていました。

(3)評価がこわい 私は優等生でしたから、「あいつはしっかりしている」と思われたいという気持ちが強くありました。自分のネガティブな部分を見せることは「弱さ」だととらえていたことも大きいです。「おまえは心が弱いやつだな」「情けないやつだな」と言われてショックだった経験がありました。弱さをみせたことで、からかわれたり、扱いが悪くなったり、怒られたりしたりした経験の影響が大きいです。

では、どうしたらもっと自己開示ができるようになるでしょう?それは経験したこと、体験したことを話すことです。自分が経験したことや体験したことなら、思い出して話すだけです。特に楽しかった体験、落ち込んだ体験は、あなたの価値観を伝える上でとても大きな情報となります。そして自己開示でもっとも有効なのが、悩みを相談することです。

「今までに誰にも言ったことがないんだけど」このキラーフレーズとともに、自分の感情を素直に表現することです。自分の喜びや悲しみの感情についてオープンに話すことで、相手と深い信頼関係が築かれるでしょう。まずは共通の趣味や興味を共有できる相手に、少しずつ自己開示をしてみたらいいでしょう。

やはり、一緒に時間を過ごす時間が長いと、関係が深まりますので、気の合う人がいるコミュニティがあったなら、長期間参加し続けることです。するといろいろ共有できる相手に出会う確率も高まります。そうして信頼できる人ができたら、少しずつ自己開示していくのがおすすめです。

【ポイント】

最高の自己開示は、悩みを相談すること。一気に距離が縮まります!  

一般社団法人日本聴き方協会代表理事 松橋良紀

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