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うまく雑談できる人とできない人は説明が違う!人から信頼される具体的な話し方

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年8月20日 11時0分

うまく雑談できる人とできない人は説明が違う!人から信頼される具体的な話し方

(※写真はイメージです/PIXTA)

うまく雑談できるようになりたいですよね。一般社団法人日本聴き方協会代表理事の松橋良紀氏は、著書『うまく「雑談できる人」と「できない人」の習慣』の中で雑談できる人とできない人の違いを取り上げています。それは一体どんなものでしょうか?本書から詳しく紹介します。

うまく雑談できる人は 絵が見える話をし、できない人は 理論的な説明だけをする。

人の心を動かし、イメージを与える言葉を使いこなせたらいいと思いませんか?私はNLPを学ぶことで、その本質をつかめたように思います。私たちがどのように世界を認知しているのか?どのようなシステムで脳に記録されるのか?そのシステムは、五感で構成されています。改めて五感を紹介しましょう。

視覚・・・Visual

聴覚・・・Auditory

触覚・・・Kinesthetic

嗅覚・・・Olfactory

味覚・・・Gustatory

海といえば、何をイメージしますか?

(1)「青い海、白い砂浜、大きな雲」

(2)「海辺で遊ぶ人達の声、ザザーと岩に打ちつける波の音」

(3)「潮の匂い、裸足で感じる砂のやわらかさ」

この3つの中で、(1)を選ぶ人は視覚優先(V)、(2)は聴覚優先(A)、(3)は身体感覚優先(K)となります。雑談がうまい人は、聞き手の心に「絵」を描くことができます。お笑い芸人の千原ジュニアさんは、「おもしろい話をするコツはなんですか?」という質問に対して、「自分の頭に浮かべている映像と同じ映像を、聞いている人に浮かべさせること」この回答から、千原ジュニアさんは、視覚優先タイプだと思われます。

デザイナーや画家、ファッション関連、美容関連の仕事の人も、視覚優先タイプだと思われます。そのような方には、視覚的な言葉を使って、リアルな視覚イメージを与える事が必要になります。

・(見)見える、見つめる、見通す、下見、見解、見晴らし、見張る、先見の明

・(目)注目する、目に余る、見る目がある、一目瞭然

・(視)視点、視野、視る、視力、視察、視界、監視、注視、無視、視聴

・(観)楽観、悲観、観察する、観光、観測、観賞、観念、観点

・(面)場面、側面、表面的、面倒、面白い、面影、多面的、面子

・(明)明確、明細、明快、明暗、明白、明瞭、透明性、明るい、明らかにする

・(暗)暗示、暗闇、暗黒、暗い、まばゆい、かすんだ、くっきり

・(広・拡)広大、広告、広まる、広義、拡散、拡張、広い視野、拡大解釈

・(白と黒)白紙撤回、白黒つける、空白、腹の中が真っ黒、黒字、黒歴史

・(赤と青)赤字、顔が真っ赤、赤っ恥、顔が真っ青、青二才、青天の霹靂

・(その他の色)金の卵、色がついてる、その件はグレー

・(イメージ系)イメージする、想像する、描写する、描写、絵を描く、心に描く

・(その他)フォーカス、焦点、ピンポイント、暴露する、展望、ひらめき

視覚的イメージの言葉を使いこなせるようになっていくと、自分の想いが伝わりやすくなり、相手の心を動かすことができるようになりますよ。

【ポイント】

視覚的な言葉を使って、相手の脳の中に映像をつくろう!

うまく雑談できる人は 聴覚イメージを使いこなし、できない人は 誰にでも同じ言葉を使う。

前項で「イメージ」を与える言葉についてお伝えしました。ところでこの「イメージ」という言葉を、多くの人は「視覚イメージだけのこと」だと誤解しています。五感というくらいですから、視覚イメージだけでなく、聴覚イメージ、触覚イメージ、嗅覚イメージ、味覚イメージと、イメージには5つあります。先ほど紹介した視覚優位のタイプの特徴をお伝えしましょう。

・視線は上方に向きがち

・身なりはきちんとしている

・整理整頓を心掛けている

・物を記憶するときには絵にして覚える

・周りの音に気持ちを乱されにくい

・話がよく飛ぶ

・言葉で出される指示を覚えにくい

・見かけを大事にし、外見に心を動かされやすい

・早口で話す

このような特徴に比べると、聴覚優位タイプの特徴は大きく変わります。

・目を左右によく動かす

・言葉を大切にする

・理論的である

・雑音があると集中できない

・言葉で伝えられたことを、そのまま繰り返すことが容易にできる

・聴いて学習することが得意

・音楽を聞くのが好き

・電話で話したりすることが好き

・音に関する言葉で表現する

・話し方は落ち着いている

・数字やデータで分析するのが得意

アナウンサー、営業、講師業、著述業など、口にする言葉や書く言葉に人並み以上に敏感な仕事をしている人たちは、聴覚優位が多いです。聴覚優位の人たちには、次のような聴覚的な言葉を使うことで、よりイメージが伝わりやすくなります。

・(話)話術、談話、会話、対話、訓話、逸話、実話、秘話、童話、寓話、話題

・(聞)見聞、伝聞、内聞、聴聞、前代未聞、旧聞、醜聞、異聞、艶聞

・(聴)聴覚、聴聞、聴取、聴講、聴衆、視聴、拝聴、傍聴、傾聴、静聴、盗聴、難聴

・(言)言質、失言、宣言、格言、金言、方言、苦言、助言、提言、暴言、名言、伝言

・(評)評価、評判、評論、酷評、寸評、総評、批評、悪評、好評、定評、風評

・(論)持論、異論、正論、公論、世論、教育論、理論、論点、論じる

・(調)口調、単調な、調和、強調、調子を合わせる、ハーモニー

・(響)響き、音響、残響、反響

・(鳴)鳴る、共鳴する、怒鳴る、鳴り響く

・(黙)黙る、沈黙、寡黙、黙して語らず

・ げらげら、ぺちゃくちゃ、ざあざあ、がちゃん、ごろごろ、ばたーん、どんどん、きらきら、つるつる、さらっと、ぐちゃぐちゃ、どんより、うろうろ、ふらふら、ぐんぐん、ばたばた、のろのろ、ぼうっと

このような聴覚の言葉を使いこなすと、聴覚優位の人たちとも調子が合って、心に響く会話になるでしょう。

【ポイント】

聴覚優位の人に伝わる言葉を使いこなそう!  

一般社団法人日本聴き方協会代表理事 松橋良紀

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