【調査結果】日本の50~86歳女性の幸福度はフィンランドと同じくらい高いことが明らかに…彼女たちが「旅行」よりも「趣味」よりも幸せを感じる時とは?
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年8月16日 7時15分
※写真はイメージです/PIXTA
幸福度や幸せに関するトピックスやニュースでしばしばフィンランドや北欧の国が「幸福度の高い国」として例に挙げられますが、日本に住む50~86歳女性の幸福度はフィンランドと変わらないという結果が出ました。
50~86歳女性の幸福度はフィンランドと同水準
50代以上のインサイトを日々探求する「ハルメク 生きかた上手研究所」は、50~86歳のハルトモの女性575名を対象に「幸福に関する意識と実態調査」をWebアンケートで実施したところ、国連によるWorld Happiness Reportと同じ形式(10点満点)で聞いた幸福度の平均点は7.84点で、2024年版の同調査における1位フィンランドの7.74点とは同水準、日本人全世代平均の6.06点を大きく上回る結果となりました。
幸せに欠かせない要素としては、「自分の体の健康」「自分の心の健康」が9割超、「家族の体の健康」「家族の心の健康」が8割超で圧倒的に多く、次いで60%台で続くのが「良い人間関係に恵まれていること」「自分の自由になる時間があること」「やりたいことができること」で、安定した収入などの経済的要素を上回りました。
日々の生活の中で幸せを感じる時トップは前回と変わらず「美味しいものを食べている時」で、前回の68.8%→71.0%へと微増。2位~8位の項目自体は前回(2022年調査時)と変わらないものの、順位は変動しました。
前回2位の「新たな知識を得た時・自分の知識を深めた時」、3位の「趣味のことをしている時」などは割合が減って順位を下げ、6位だった「部屋でリラックスしている時」が2位に浮上しました。
2位に浮上した「部屋でリラックスしている時」…身近な生活に幸せを見出す傾向
同調査について、「ハルメク 生きかた上手研究所」所長の梅津順江(うめづ・ゆきえ)さんは、「日本の50~86歳女性の幸福度は7.84点で、2年前の7.77点とほぼ同じ結果となりました。国連が発行する『世界幸福度ランキング2024』によると、1位フィンランド7.74点、51位の日本は6.06点。日本の50歳以上の女性は、世界的にみても最高水準ということになります」と指摘。
さらに、「今回、世代ならではの幸せの感じ方に関するヒントを『幸せを感じる時』の自由記述に見つけました。起きた時~何気ない瞬間~寝る前の3地点ありました。朝は、『今日も朝がきたと思った時』『目覚めが良い時』『熟睡できた時』『快便だった時』など健康や生命感あふれる記述が複数ありました。昼は『雲ひとつない青空を見上げた時』『気持ちの良い風を感じた時』など自然とのふれあい、『家族が健康で元気に過ごせること」『穏やかな時間が流れてついうたた寝する時』『愛犬が膝にのった時』など何気ない時間や家族に関することが挙がりました。夜は『きれいな夕日を見た時』『ゆっくりお風呂に入った時』『1日充実していたと感じる時』に対して、感謝のコメントが目立ちました。
歩んできた自分の人生を肯定し、生存や健康を実感し、ささやかな日常の中に幸せを見出しています。時代を映してか、『気が滅入る悲惨なニュースがない日』『自然災害に遭っていない』など、平和や安全を願う記述も見られました。
今どきの50代以上の女性は、承認や自己実現欲求よりも、生理的・安全・社会的欲求が満たされた時に幸せを感じやすいということになります。身近な生活に幸せを見出す傾向は強まっていることも今回わかりました。幸せを感じる時の1位は前回調査と変わらず『美味しいものを食べている時』で、2.2ポイントアップしました。
興味深いのは2位の結果です。『部屋でリラックスしている時』(前回6位)が3.7ポイントアップ。『旅行に行った時』、『趣味をしている時』、『新たな知識を得た時・自分の知識を深めたい時』、『他の人に感謝された時』よりも上位にランクインしたのです。『ONのタイミングだけでなく、OFFのリラックス時にもアプローチすることで、彼女たちに幸福を感じてもらいやすくなる』ということを表しているのではないでしょうか」とコメントしています。
【調査概要】 調査方法 :WEBアンケート 調査対象 :50歳以上の全国のハルトモ(ハルメクのモニター組織)の女性 有効回答数:575名(50~86歳) 調査実施日:2024年5月21日(火)~5月24日(金) 調査主体:株式会社ハルメク・エイジマーケティング ハルメク 生きかた上手研究所 ※2022年調査:有効回答数507名(50~84歳)実施日2022年5月13日~5月17日THE GOLD 60編集部
外部リンク
- 50歳で結婚に「実家が太いからでしょ?」の声も…“竹下総理の孫”だけでは続けてこられなかった28年間の重み
- 【マンガ】日本人会社員がフィンランド人と付き合って気づいた「心地よい距離感」の正体
- 温泉博士も唸る「泉質の良さ」!…日本屈指の温泉王国〈鹿児島〉で出会える「穴場の名湯」6選
- 「年金の繰下げ受給」で2,000万円一括でもらえるはずが…念願の〈サ高住〉入居を目前に控えた74歳愛妻家、年金事務所で知らされた〈まさかの事実〉に愕然。突如「資金不足」に陥ったワケ【FPの助言】
- 何度も何度も助けてと…夜中に喚き散らす〈82歳父〉に〈49歳の娘〉心も体も限界、「老人ホーム」に救いを求めて【親の介護の壮絶実態】
この記事に関連するニュース
-
女性誌販売部数No.1「ハルメク」のおみせ「ハルメク おみせ そごう千葉店」が売り場面積1.5倍で拡大リニューアルオープン
PR TIMES / 2024年8月6日 13時15分
-
【推し活】50代以上の女性に増えている「末広がり推し」とは?
マイナビニュース / 2024年8月1日 15時44分
-
【50代以上女性の「推し」に関する意識・実態調査2024】「推し」あり(いる)率も「推し」への年間費用も昨年から横ばい
PR TIMES / 2024年7月31日 13時15分
-
「昔と同じ空間、曲、雰囲気を味わいたい」 シニア女性のディスコ体験に関する意識と実態調査
OVO [オーヴォ] / 2024年7月24日 13時30分
-
16時に仕事が終わり、会社から人がいなくなる…フィンランドが「世界一幸せな国」であり続ける納得の理由
プレジデントオンライン / 2024年7月19日 9時15分
ランキング
-
1猛暑下でのコメ作り守れ、新潟大 新品種開発、栽培方法を研究
共同通信 / 2024年8月17日 16時39分
-
2X、ブラジルの事業閉鎖 司法当局が「脅迫」と主張
共同通信 / 2024年8月18日 3時52分
-
3コミュニケーション能力を活かせる仕事!…営業職「ルート営業」の魅力とは?
まいどなニュース / 2024年8月17日 20時30分
-
4JINSの「目が小さくならないメガネ」計画比2.2倍 人気の秘密は「3つ」のポイント
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年8月17日 8時40分
-
5バブル期の超豪華客車「夢空間」を“清瀬市”へ 「完全修復します」「活用します」保存とどう両立? 担当者に聞いた
乗りものニュース / 2024年8月17日 15時12分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください