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平均「月10万円の返済」だが…住宅ローン、どの金融機関で借りている?【アンケート調査1位は、住宅金融支援機構「フラット35」】

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年8月21日 7時15分

平均「月10万円の返済」だが…住宅ローン、どの金融機関で借りている?【アンケート調査1位は、住宅金融支援機構「フラット35」】

(※写真はイメージです/PIXTA)

何千万円と、大きな買い物となるマイホーム。多くの人は住宅ローンを利用し、何十年という返済負担を負うことになります。どの金融機関を利用するかによっても、毎月の返済額が変わってきたり、支払総額に差が生じたり。実際にマイホームを購入した人は、どのようなローンを利用しているのか、みていきましょう。

住宅ローン…毎月いくら返している?

恐らく、多くの人のなかで、生涯で最も高い買い物であるマイホーム。

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なんて買い方はせずに、住宅ローンを利用するのが一般的。国土交通省『令和5年度住宅市場動向調査』で、マイホーム購入者の住宅ローンの返済事情をみていきましょう。

まず注文住宅。「購入資金」は土地と建物合わせて平均5,527万円、「返済期間」は建築32.7年、土地34.4年。そして「年間返済額」は155.2万円、年収に対する年間返済額割合である「返済負担率」は19.4%です。

*建物を建築士に設計してもらい、施工会社と建築工事請負契約を結んで建ててもらう方法

住宅ローンの金利タイプをみていくと、「変動金利型」が75.0%。過去5年の推移をみていくと、「2019年」52.8%→「2020年」57.0%→「2021年」64.2%「2022年」75.7%と上昇。その分、固定金利を選ぶ人が減りました。

続いて分譲戸建て。「購入資金」は平均4,183万円で「返済期間」は29.7年。そして「年間返済額」は125.0万円、「返済負担率」は17.6%です。

住宅ローンの金利タイプをみていくと、「変動金利型」が77.0%。過去5年の推移をみていくと、「2019年」70.4%→「2020年」80.7%→「2021年」89.0%「2022年」81.6%と高い水準で推移しているものの、3年連続で変動金利を選択する人は減っています。

そして分譲マンションは。「購入資金」が平均4,526万円、「返済期間」が28.0年。そして「年間返済額」123.6万円、「返済負担率」は15.5%です。

住宅ローンの金利タイプをみていくと、「変動金利型」が86.8%。過去5年の推移をみていくと、「2019年」74.4%→「2020年」72.3%→「2021年」87.6%「2022年」87.1%と、3つの住宅タイプのなかでは、直近、最も変動金利を選ぶ人が多くなっています。

住宅ローン、どこの金融機関を利用している? ランキングで発表

注文住宅では月13万円、分譲戸建てでは月10.4万円、分譲マンションでは月10.3万円の返済。月々10万円強の返済というのが、住宅ローンを抱える人たちの平均値です。

では住宅ローンを利用している人たちは、どの金融機関を利用しているのでしょうか。株式会社ドリームプランニングが行ったインターネット調査でベスト3をみていきます。

3位は「JAバンク(農協)」で5.0% 。「兄の後輩が働いている」「普段から取引のある」など、昔からの地縁を感じるコメントが多く聞かれました。

同じく3位は「住信SBIネット銀行」で5.0%。「金利が低い点が決め手となった」「変動金利で手数料の安いネット銀行を利用している」など、金利や手数料の安さが決め手のようです。

2位は「りそな銀行」で5.8%。「住宅メーカー推奨の会社も含めて複数社検討。変動金利で当時最も低金利だった」「一番安い金利で審査を通してくれる銀行だったため」「不動産業者の提携先だった」などの意見が聞かれました。

そして圧倒的1位は「住宅金融支援機構 (フラット35)」で12.4%。「全期間固定だから金利のことをあまり考えなくてすむ」「個人事業主なのでメガバンクや地方銀行でローンを組むと金利が高くなるから」「持病があり、団信が通らなかったから」など、固定金利だから、ほかでは審査が通らなかったからなどの意見が目立ちました。

ここ10年~20年、低金利に慣れ切ってしまった日本人。ただ日銀の利上げにより、住宅ローンなどの金利の基準となる「短期プライムレート」を引き上げる金融機関が続々。住宅ローンを利用している人は、その一挙手一投足に注目しないといけない時代が到来しようとしています。

通常、30年近くにも及ぶ住宅ローン返済。その間、金利の動向に注意を払わないといけないとなると、正直疲れてしまう……という人も多いでしょう。金利の動向によっては、利用する金融機関も大きく変わりそうな気配です。

【住宅ローンで利用した金融機関は?】

1位「住宅金融支援機構 (フラット35)」

2位「りそな銀行」

3位「JAバンク」「住信SBIネット銀行」

5位「三菱UFJ銀行」

6位「三井住友銀行」

7位「中央労働金庫」

8位「静岡銀行」「西日本シティ銀行」「みずほ銀行」「三井住友信託銀行」

出所:株式会社ドリームプランニング調査

[参照]

国土交通省『令和5年度住宅市場動向調査』

株式会社ドリームプランニング『住宅ローンで利用した金融機関は?返済期間や月々の支払金額など【アンケート調査を実施】』

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