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まひろと彰子がこれから築いていく“誰にも見えない”関係と「書きたい!」気持ちが爆誕した瞬間【吉高由里子に聞く】

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年9月7日 13時15分

まひろと彰子がこれから築いていく“誰にも見えない”関係と「書きたい!」気持ちが爆誕した瞬間【吉高由里子に聞く】

NHK提供

俳優の吉高由里子さんが主演する大河ドラマ『光る君へ』(NHK総合・午後8時)の第33回「式部誕生」が9月1日(日)に放送され、出演者の撮影現場からのコメントが聞ける「君かたり」が公式サイト内で更新された。今回は、まひろを演じる吉高由里子さんのコメントを紹介する。(※読みやすいようにコメントを一部編集・修正しております)

まひろと「彰子」が築いていく“誰にも見えない”関係性

――藤原彰子について

わりとまひろは人間味のある人たちばっかり見てきたと思うし、自分もそうだと思うし、人々の生活とか暮らしの中で、何にも知らない人と出会うというのも初めてだと思うし。何にも表に出さない。感情もそうだし、表情もそうだし、意志もそうだし……。そういう人に、どう触っていいのかわからない。初めて見たものを触るような感覚なのかなと思ったりして。でも、どんどんまひろにだけ心を開いていく彰子との関係性は、誰にも見えない関係性を築いていくというのが、まひろにとってもすごく初めての経験で。

ちょっと一喜一憂もあると思います。ここから二人の関係性で。これがうれしいのか、これは違ったのかっていうのがあると思うんですけれど。やっぱり誰かの特別な人になれたという感覚は、誰でもうれしいんじゃないかなと思いますし。

ききょうさんを思い出しましたね。中宮定子さんにお仕えしたときの、ききょうの激推し爆誕回があったじゃないですか。あの感覚かって。あれとはまた熱量がちょっと違いますけど。内に秘めた熱意は、まひろもここからコツコツコツコツと、フツフツフツフツと、上がっていくんじゃないかなっていうふうに思いました。

一条天皇に向けて「書きたい!」…気持ちが“爆誕”した瞬間

――まひろとのことを覚えていた一条天皇

会ったときに、名前も言ったことばもわかってくれている人って思った瞬間に「この人に向けて書きたい」という気持ちのエネルギーはだいぶ変わってくると思います。もっと想像するんじゃないですかね。

その人がおもしろくなるようにとか、何が好きなのかとか、左大臣(藤原道長)からいろいろ聞いたとは言っていたけれど、そこからプラスアルファで、自分の思いとか願いとか、そういう膨らませた気持ちを、届けたい気持ちにくっつけて、一条(天皇)に献上したいという気持ちは、あのシーンで爆誕したんじゃないですか(笑)

『光る君へ』

『光る君へ』は、平安時代中期の貴族社会を舞台に、千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を書き上げた紫式部(まひろ)が主人公。のちの紫式部であるまひろが、藤原道長への思い、そして秘めた情熱とたぐいまれな想像力で「光源氏=光る君」のストーリーを紡いでゆく姿を描く。脚本を手掛けるのは、『セカンドバージン』や『知らなくていいコト』『恋する母たち』などで知られる大石静さんで、今回が2度目の大河ドラマ執筆となる。

THE GOLD 60編集部

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