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「2億円投資して毎年1000万円の利息収入」で老後も安泰…富裕層がもっとも愛する「金融商品の種類」

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年10月5日 14時15分

「2億円投資して毎年1000万円の利息収入」で老後も安泰…富裕層がもっとも愛する「金融商品の種類」

(※写真はイメージです/PIXTA)

多くの富裕層が金融資産の大半を「米ドル債券」に投資しています。一体なぜでしょうか。本記事では、世古口俊介氏の著書『富裕層のための米ドル債券投資戦略』(総合法令出版)より一部を抜粋し、富裕層が米ドル債券を求める理由を解説していきます。

富裕層が米ドル債券を求める5つの理由

なぜ富裕層が金融資産の大半を米ドル債券に投資するのか理由を説明します。理由は大きく5つあります。

1.高い利息収入

米ドル債券に投資すると、お金を貸している先から定期的に利息収入を得ることができます。日本円のように金利が低い通貨ではなく、金利が高い米ドルでお金を貸すので、とりわけ高い利息収入を得ることができます。また、この利息収入はお金を貸している国や会社が倒産しない限り入ってくるので、極めて安定的な収入といえます。

富裕層でも、ご自身の会社を売却や引退すると会社からの報酬がなくなることが珍しくありません。会社の売却代金や退職金で得た預金などの資産があっても収入がないと、その資産を取り崩さなければならないので、やはり不安になります。

そこで富裕層は会社売却代金や退職金でこの米ドル債券に投資して、これまでの報酬に代わる安定した利息収入を得て、生活費や遊興費に使うわけです。例えば、引退前に得ていた会社からの報酬が1000万円だとすると、毎年5%の利息の米ドル債券に2億円分投資すれば、毎年1000万円の利息収入を得ることができるので、引退する前と変わらない生活が送れるというわけです。

2.外貨への分散

資産と収入を簡単に外貨に分散することができます。日本人の多くは富裕層でも資産の大半が円資産であることが多いです。しかし、米ドル債券に投資をするということは、円を売却して米ドル(外貨)を購入しているので外貨への分散が自然にできます。また、利息収入も米ドル(外貨)で受け取るので、資産とともに収入も外貨に分散することができます。

外貨は他にもたくさんありますが、世界でもっとも発行額や取引量が多い通貨は米ドルなので、保有する外貨の中心は米ドルがいいと考えている富裕層が多いのです。

3.価格の安定性

債券にも価格があり、株と同じように毎日変動しますが、株と比較すると債券の価格は非常に安定しています。理由は債券の価格には株と違い絶対的な法則が1つあるからです。

これは債券の価格が最初100で発行されて、最後に100で返ってくるという法則です。価格が最後に100で返ってくることが決まっているので、大きく値上がったり、逆に値下がったりしづらいわけです。

例えば株は2倍、3倍に上昇したり、1/2、1/3に下落したりすることも多いですが、債券は価格100で返ってくる法則があるので、そんなに大きく値動きすることがほとんどありません。富裕層は資産を2倍、3倍と増やすよりも、毎年少しずつ増えるくらいでいいので、ドキドキせず安心して資産運用したいと考えています。

このように資産運用に精神の安定を求める富裕層にとって、この米ドル債券の価格の安定感は魅力的に感じるのです。

4.換金性の高さ

いつでも売却できてすぐに現金に戻すことができる換金性の高さも米ドル債券の魅力です。どれくらい「いつでも」かというと、通常は売却の発注をしてから当日には売却が完了し、数日後には米ドルで返ってきます。この米ドルを円に戻すには1、2日かかるので米ドル債券を売却してから、円預金に戻すまでは土日をまたいでも1週間くらいのイメージです。

つまり、金融資産の大半を米ドル債券で運用していれば、金融資産の大半は高い換金性を維持できているという意味になります。1週間で換金できれば大抵の決済に間に合います。いざというときに現金が必要な富裕層にとっては、換金性の高さは魅力的です。

5.手間いらず

投資するときに煩雑な手続きがほとんどなく、また投資後の面倒な管理も必要ありません。

米ドル債券への投資に関しては証券会社に口座を作って、投資資金を入金、そして債券を選んで、購入するだけです。どれだけ金額が大きくてもスムーズにいけば、数週間から1カ月程度で投資を実行できます。

投資後の管理に関しては、定期的に入ってくる利息の銀行への出金や利息を使うあてがない場合は何かに投資する手続きくらいでしょう。投資も管理もすべてインターネットやオンライン、郵送手続きで完了しますので、富裕層は家から一歩も出ずに米ドル債券への投資を行うことができます。

実際に当社のお客様でも一度も我々と対面で会わず、オンラインや郵送の手続きだけで数億円から数十億円の米ドル債券投資を実行する富裕層もたくさんいます。

現役経営者など忙しい富裕層は投資や管理の手間を嫌います。米ドル債券はそういった忙しい富裕層の方々に、ほとんど手間やストレスをかけずに投資が実行できる希少な金融資産なのです。

これらが主な理由となり、多くの富裕層が米ドル債券を求めているのです。つまり、米ドル債券に投資すると高い利息収入を得ながら、外貨に資産も収入も分散できて価格の安定感と換金性を兼ね備え、おまけに手間いらず、という恩恵を受けることができます。

世古口 俊介

株式会社ウェルス・パートナー

代表取締役

2005年4月に日興コーディアル証券(現・SMBC日興証券)に新卒で入社し、プライベート・バンキング本部にて富裕層向けの証券営業に従事。その後、三菱東京UFJメリルリンチPB証券(現・三菱UFJモルガンスタンレー証券)を経て2009年8月、クレディ・スイスのプライベート・バンキング本部の立ち上げに参画し同社の成長に貢献し、2016年5月に退職。2016年10月に株式会社ウェルス・パートナーを設立し、代表に就任。

資産数億円以上の富裕層を対象に資産運用コンサルティングを行う。株式や債券、不動産などすべての資産クラスを扱い資産全体を最適化。書籍出版や各種メディアへの寄稿、登録者1.4万人超のYouTubeチャンネル「世古口俊介の資産運用アカデミー」を通して日本の富裕層に資産運用の情報を発信している。

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