借金地獄から一転、5年で富裕層になった〈資産数億円〉の元銀行員が語る…貧乏生活のどん底で気づいた「お金持ちになれる人の条件」
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年10月21日 11時45分
銀行員時代に借金地獄に落ち、破産寸前になったものの5年で借金を返済。数億円の資産形成に成功した経験を持つ坂下仁氏は、その経験を通して「お金の正体」に気づいたといいます。今回は、坂下氏の著書『新版いますぐ妻を社長にしなさい』(フォレスト出版)から一部を抜粋・編集し、詳しくご紹介します。
貧乏生活のどん底で気づいた「お金の正体」
メガバンクで働いていた私は、40歳を過ぎた頃に株で大失敗して借金地獄へと転落。多額の借金を背負い爪に火を灯す貧乏生活を経験。しかし、その後5年で借金を完済し、富裕層の仲間入りをした……という話は、これまでの記事でもお伝えしました。
その時期、貧乏生活のどん底の中で私はあることに気づきました。銀行員として得た金融のノウハウを駆使したのに資産運用に失敗して、とんでもない借金を背負ったことがきっかけとなり、お金の本質について深く思いを巡らすことになったのです。
あなたは「お金の正体」って何だと思いますか? 日頃私たちが「お金」という言葉を使うとき、それは円とかドルのような「通貨」の意味で使っています。また、経済学では「価値の尺度」「交換の媒介」「価値の保蔵」という3つの機能を持ったモノのことを通貨と呼んでいます。
しかし、それらはあくまでも「通貨の機能」を説明しているだけであって、お金の本質とはまったく関係ありません。そもそもお金とは、コインや紙幣のような「物」なんかでもありません。結論からいうと、世の中の人々の感謝の気持ちやお詫びの気持ち、それがお金の正体です。
社会に何らかの貢献をして、誰かを幸せにした結果として、あなたのもとに集まってくるものがお金なのです。そして、通貨とは「感謝の気持ちやお詫びの気持ち」をわかりやすく「見える化」したものにすぎません。
このことは、日常生活を振り返ってみるとよくわかります。たとえば、1万円の値段が付いているモノやサービスがあったとしましょう。そのモノやサービスを得ることであなたが喜びを感じて満足するのであれば、あなたは1万円を支払うはずです。でも、そのモノやサービスを得ることで満足感が得られなければ、あなたは1万円を支払いません。
これを逆の立場から考えてみると、相手が満足したり、感謝してくれるようなモノやサービスを提供できたりしたとき、初めて1万円をもらえるということになります。つまり、こうしていただける1万円という通貨は、相手の感謝の気持ちが具体的な数字として「見える化」したものだということ。
1万円という名の紙切れの上には、1万円という数字で表現された「感謝の気持ち」が乗っかっているというわけです。
人様から感謝される人だけが、お金持ちになれる
貧乏のどん底にいた当時、銀行員としてお金のプロを自認していたはずなのに、お金を増やすどころか借金を増やしてしまったのはなぜなのか? そして、これからどうすればお金を増やして借金を返済することができるのだろうか? 私は何度も自分に対して質問しつづけました。
そして、はたと気づいたのです。知識やノウハウをどんなに駆使して株を売買したとしても、世の中の誰も私に感謝してくれるわけではない。誰も私に対して感謝してくれないのだから、誰も私にお金を払おうなんて思うわけがない。
つまり、お金とは感謝の気持ちを形にしたものだということ。心の底からその事実に納得した結果、私の考えはガラリと変わり5年で生活が激変しました。
お金の本質が「感謝の気持ち」であるということに気づくと、お金が絡むあらゆることが手に取るようにわかります。サラリーマンが経済的に自由になる秘訣も、ここから生まれてきました。すなわち、お金の本質が見え始めると、「感謝の気持ちをたくさん生み出した人ほどお金持ちになれる」ということがわかるようになります。
自分の器(スキル・考え方・人望)を大きくしなければ、他人や世の中に大きく貢献することはできません。大きく貢献することができなければ大きく感謝されることもありません。感謝されない以上、感謝の気持ちとしてのお金は手に入りません。
つまり、経済的に自由になることもできない。このように、自分の器以上に稼ぐことが難しいのも、まさにお金本来の特徴なのです。万が一、自分の器以上の大金が転がり込んできたとしても、それは一時の偶然であって長続きすることはありません。いずれ器からこぼれ落ちて、分相応のレベルにまで減ってしまう、というわけです。
宝くじに当たった人が数年で元の資産レベルに戻ってしまうという話がいい例でしょう。私が破産寸前の借金生活に転落したことも、自然な成り行きだったわけです。
坂下仁
お金のソムリエ協会会長
※本記事は『新版いますぐ妻を社長にしなさい』(フォレスト出版)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。このメソッドによる結果に編集部は一切責任を負いません。自らの判断と責任により行っていただきますようお願いいたします。
この記事に関連するニュース
-
大手銀行員が借金地獄→破産寸前に…デパ地下の試食がご馳走の「超極貧生活」に転落した裏側【資産数億円の元メガバンカーの実話】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年10月14日 11時45分
-
お金に苦労しない人生にするには?20代のうちに知っておきたい基本ルール【FPが解説】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年10月10日 11時0分
-
お金持ちへの近道は“本業”と“副業”の二刀流…サラリーマンが「収入と時間」を増やしながら「税金や家計」を削減する方法【資産数億円の元メガバンカーが解説】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年10月6日 11時45分
-
法人と個人では手取りに2倍の差が?サラリーマンのままではお金持ちになれないワケ【資産数億円の元メガバンカーが解説】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年9月30日 11時45分
-
借金地獄から一転、5年で「死ぬまで働かなくていい生活」に…サラリーマンとして安定を得ながら「富裕層」になれたワケ【資産数億円の元メガバンカーが解説】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年9月23日 11時45分
ランキング
-
1借金地獄から一転、5年で富裕層になった〈資産数億円〉の元銀行員が語る…貧乏生活のどん底で気づいた「お金持ちになれる人の条件」
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年10月21日 11時45分
-
2商船三井の株価5倍、上方修正で予想配当利回り5.7%に 運賃市況の今後の見通しは?
Finasee / 2024年10月21日 6時0分
-
3吉野家の「ダチョウ丼」反響は? まずは1000万円の利益を目指す
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年10月21日 6時10分
-
4ダノン、ヨーグルト製品の賞味期限延長を発表 『ダノン ビオ』33日間→42日間へ
ORICON NEWS / 2024年10月21日 15時41分
-
5放置なら億単位の賠償も、空き家コスト徹底解剖 固定資産税は最大で6倍に膨れ上がるおそれ
東洋経済オンライン / 2024年10月21日 7時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください