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実際に住んでみると色々と気になるところが見えてくる!部屋に関する現実あるある

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年9月30日 11時0分

実際に住んでみると色々と気になるところが見えてくる!部屋に関する現実あるある

(※写真はイメージです/PIXTA)

快適な部屋で過ごしたいですよね。勤務医で賃貸オーナーのこう氏は著書『ひとり暮らし大全 自分空間を整えれば人生は好転する!』で理想の部屋にまつわるヒントを伝えています。どんなことを知ればいいのでしょうか? 本書から紹介します。

実際に住んでみると気になることが出てくる

お住まいの部屋に入居したての頃を思い出してみましょう。内見をしたときと印象が変わったことや、当時は気にならなかったけれど住んでみて気になってきたことはありませんか。これはお部屋のあるあるなのですが、住んでみないとわからない〝お部屋の現実〟はあるのです。しかし、事前に住宅についての知識があれば、住みよい環境を手に入れることもできます。

防音性を重視するなら鉄筋コンクリート造の一択

住環境としての快適さを求めるなら「鉄筋コンクリート造」に絞って考えるべきです。建物の構造は、鉄筋コンクリート造(=RC造)、鉄骨造(軽量鉄骨造、重量鉄骨造)、木造などに分かれます。耐震性や防音性(遮音性)からみれば、「鉄筋コンクリート造→鉄骨造→木造」の順になるものと考えておけばいいでしょう。

防音性に関しては、鉄骨造と木造では、あまり変わらない場合もあります。防音性を重視するなら、鉄筋コンクリート造一択になるといってもいいくらいです。最近はデザイナーズマンションに近いお洒落なアパートが建てられるようにもなっていますが、木造では、隣の部屋の声が丸聞こえになってもおかしくありません。

参考のために書いておけば、建物がマンションになるのかアパートになるのかという明確な定義はありません。3階建て以上の鉄筋コンクリート造の集合住宅をマンション、2~3階建ての木造もしくは鉄骨造(軽量鉄骨造)の集合住宅をアパートと呼ぶのが一般的です。海外では、日本でいうマンションもおよそapartment(アパートメント)としてまとめられます。

周囲の環境、インターネット環境にも注意!

音が気になる人は、近くに学校があるような物件、あるいはペット可物件なども避けたいところです。学校が近くにあると、校庭に流れるアナウンスや通学している子供たちの声が部屋には想像以上に入ってきやすい。日中、部屋でリモートワークに集中したいという人は気になるかもしれません。また、一日中、隣の部屋で犬が吠えていたり、上の階で駆け回っていられたりすれば、相当なストレスになります。

鉄筋コンクリート造でも完全に音が遮断されるわけではないので、部屋選びの際にはこのような環境面にも注意すべきです。個人的には、駅の近くがいいと考えて、駅のホームの高さにかなり近い位置にある部屋を借りたことがあります……これは失敗でした。ベランダがホームと逆側なのでいいかと思っていたのに、換気扇から電車の音やホームのアナウンスがかなりの音量で入ってきたのです。

朝の通勤時間はとくに「電車が来ます!」「下がってください‼」といった注意のアナウンスがうるさくてたまらず、とても寝ていられなかった。それ以来、駅近くの部屋を借りる際には、ホームと部屋の高さは必ず確認するようになりました。

インターネット環境が整備されているということを売りにした物件も増えていますが、速度が遅い、安定しない、といったことから使用に堪えないケースも少なくありません。そのうえ、自分では回線を引くこともできない物件もあるので要注意です。満足にネットが使えないのはリモートワークでは致命的です。

いざとなったら置くだけタイプのWi‒Fiにすればいいと考えていたとしても、それも確実ではありません。都内などでも地域によっては置くだけタイプのWi‒Fiは安定して使えない場合があります。Zoomなどを使ったリモート会議(リモート打ち合わせ)には3~5Mbps以上の通信速度が必要になると言われています。それではやや不安なので、できれば下りで10~30Mbpsくらいは欲しいものです。

置くだけタイプのWi‒Fiでも、理論上はこれくらいの速度は得られるはずですが、確実であるかはわかりません。十分なインターネット環境が整っていなければ、引っ越し後すぐにまた引っ越しする必要が出てくることもあるので注意が必要です。

日当たりと水回り

日当たりの関係から、南向き、南東向きの部屋を勧められることが多いのですが(南向きの部屋は日照時間が長く、南東向きの部屋は午前中の日当たりが良くなります)、日当たりが良すぎるのも考えものです。冬はよくても、夏場は部屋の中が暑くなりやすいからです。リモートワークをする場合、一日中、エアコンを点けっぱなしにすることも増えるので電気代がかさみます。

北向きは日当たりが悪く、西向きは西日が強いことが懸念材料になるので、東向きがもっとも無難ではないかと思います。東向きの場合、朝日が入ってくるので、夜型の人には向かないにしても、早めの時間にすっきりと目覚めたい人にはおススメです。マンションが密集しているような地域では、高層階でなければ、窓の向きに関係なく日当たりが悪い場合もあるので、そのあたりの注意も必要です。

窓が多いほうが部屋は明るくなるので、在宅時間が長いなら角部屋が最適です。ただし、角部屋は人気があるので、家賃が高めに設定されがちです。夜勤がある人は、日中の日当たりがいい部屋だと睡眠がとりにくいということもあるかもしれません。しかし最近は、遮光カーテンにもいいものが増えています。夜勤明けを考えるのであれば、まず職場から近い場所を選ぶこと。

夜勤明けに満員電車に乗る必要があったりすれば、相当な苦しみになります。また、近くに学校があるなどして日中さまざまな音で眠れない状況になるのも避けたいところです。部屋選びの際、盲点になりやすいのが換気の問題です。換気扇などの設備がしっかりしていないと、空気がこもりやすく、カビも生えやすくなります。気分的な問題や健康問題にも関わってくることがあります。

どういう換気扇がどこに付いているかということもよく見ておくべきです。また、以前は玄関ドア前やベランダに洗濯機置き場がある物件も少なくなかったのですが、今ではそういう物件は敬遠されるようになっています。

洗濯のたびにわざわざ洗濯物を持って部屋の外に出なければならないからです。女性であれば、部屋の外に下着を持ち出すのも抵抗があるのではないでしょうか。特に古い物件では、洗濯機置き場が部屋の中にあるかも確認しておきたいポイントのひとつです。

防犯面で不安はないか?

不安の少ない部屋であるかということも大切です。ひとり暮らしをする人は東京、神奈川、埼玉、大阪、名古屋、福岡といった大都市にとくに集中しています。最近は郊外を狙った強盗なども増えてきたとはいえ、やはり都市部のほうが犯罪数は多くなります。1階の部屋は窓から侵入されやすいこともあり、防犯を考えるなら避けたいところです。

また、玄関ドアの「新聞&郵便受け」は、ないほうがいい設備の代表格です。郵便受けから中を覗のぞこうと思えば覗けるうえ、いたずらや嫌がらせでごみなどを入れられることもあります。形態によっては、外から郵便受けに道具を差し入れて、鍵かぎを開けられてしまうこともあります。ゴキブリが入ってくることもあるので、郵便受けがあるならふさいでしまうことを推奨しているくらいです。

アパートやマンションでは、キッチンの窓が外廊下に面しているタイプもあります。外から覗かれやすいのはもちろん、窓を破って侵入される危険もあります。部屋を借りるときには、そういう危険性を意識していなくても、住んでいるうちに気になって仕方がなくなるケースもあります。そうなると引っ越すほかはなくなってしまいます。

鍵にしても、二重になっているなど、防犯を考えたタイプが採用されている物件を選びたいのは当然です。 安心感をもてない鍵になっていたなら工夫も必要です。後付けできるスマートロックなどはおススメです。電池が切れると中に入れなくなることがあるので、そこだけは設置後も注意が必要ですが……。  

こう 賃貸オーナー

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