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「『源氏の物語』を恨んでおりますの…」というセリフに込められた悲しさと恨み。まひろとききょうの友情が丁寧に描かれた先の展開に「本当にリアル」【ファーストサマーウイカに聞く】

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年10月6日 21時15分

「『源氏の物語』を恨んでおりますの…」というセリフに込められた悲しさと恨み。まひろとききょうの友情が丁寧に描かれた先の展開に「本当にリアル」【ファーストサマーウイカに聞く】

NHK提供

俳優の吉高由里子さんが主演する大河ドラマ『光る君へ』(NHK総合・午後8時)の第38回「まぶしき闇」が10月6日(日)に放送され、出演者の撮影現場からのコメントが聞ける「君かたり」が公式サイト内で更新された。今回は、ききょうを演じるファーストサマーウイカさんのコメントを紹介する。(※読みやすいようにコメントを一部編集・修正しております)

「あなた友達だったじゃん」という悲しさと恨み

――「『源氏の物語』を恨んでおりますの」

あのシーンは悩みましたね。やっぱりプライドがしっかりあるキャラクターだと思うんですよね、ききょうというのは。それを見せないというか、強がっているけれども、常に自分は負けないようなポジションを探す人間だと思っていたのが、台本がきたときに「腹が立っている」「恨んでいる」というのを「言うんだ!」っていうふうに思って。

思ってても「ふん」「へえ~」みたいな感じで強がるのかなと思いきや、ぶつけるっていうのはやはり相当本人も覚悟がいっただろうし、カッとなっていったというよりかは、これは私だけの解釈だと思うんですけれど、やっぱり悲しさがあったと思うんです。「友だちじゃなかったの?」っていう悲しさ。「あんなにしゃべっていて、私、定子様のことをあんなに好きって言って、そのために書いているっていう話も散々していたのに、なんでそんなことするの?」っていういらだち。 裏切られたと思っているので、裏切られたときの悲しさっていうのがあったんだと思って、私はそこが強く恨んでいるっていうのは、定子様への思いからの恨みもあるし、「あなた友達だったじゃん」っていう恨みが合わさって、愛憎みたいな感覚になってしまいました(笑)

友情を丁寧に丁寧に編み込んでいった先に…

――まひろとききょうの関係

歴史的に見たときにライバル視されるような位置関係になっているからこそ、最初、近づけておくっていう。この手腕に本当に脱帽というか、そのほうがやっぱり悲しいし悔しいと思うんですよね。これはもう悪口書かれる道が決まっちゃっているから。だからこそ今まで第三十八回に至るまでなんども赴いて二人の絆というか、友情を丁寧に丁寧に編み込んでいったと思うんですよね。そこのほどける瞬間、ギュっと結ばれた糸たちがパツンって切られる瞬間がすごくリアルだなって。この女同士の友情の中の糸がほつれていく感じというが本当にリアル。「リアルだな」と思って、「嫌だな」って思いました。シンプルに嫌ですね。

第38回 「まぶしき闇」あらすじ

まひろの元にききょう(ファーストサマーウイカさん)が訪ねてきて、亡き后・定子の思い出を綴った「枕草子」から一条天皇(塩野瑛久さん)の関心を奪ったまひろの物語への思いを打ち明ける。その後、まひろは物語の次の構想を練り始めるが、道長(柄本佑さん)から新たな提案を受け……。

一方、中宮・彰子(見上愛さん)と親王に対する呪詛の形跡が見つかり、伊周(三浦翔平さん)の関与が明らかに。天皇は道長に相談して処分を検討するが……。

『光る君へ』

『光る君へ』は、平安時代中期の貴族社会を舞台に、千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を書き上げた紫式部(まひろ)が主人公。のちの紫式部であるまひろが、藤原道長への思い、そして秘めた情熱とたぐいまれな想像力で「光源氏=光る君」のストーリーを紡いでゆく姿を描く。脚本を手掛けるのは、『セカンドバージン』や『知らなくていいコト』『恋する母たち』などで知られる大石静さんで、今回が2度目の大河ドラマ執筆となる。

THE GOLD 60編集部

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